// google adsence用 電験1種過去問【2014年電力管理 問4】 | 電気主任技術者のいろは

電験1種過去問【2014年電力管理 問4】

2024年2月17日

【施設管理】事故波及防止リレーシステムの概要《論説問題》

 電力系統では部分的事故が系統の異常現象(不安定現象を含む)によって拡大・波及し、大規模な停電となることを防止するために、事故波及防止リレーシステムが導入されている。この事故波及防止リレーシステムについて、次の問に答えよ。

  1.  事故波及防止リレーシステムが適用対象とする系統の異常現象(不安定現象を含む)のうち3種類を挙げよ。
  2.  上記 1. で答えた3種類の異常現象に対し事故波及防止リレーシステムはそれぞれどのような動作をするか簡潔に述べよ。
  3.  事故波及防止リレーシステムにおいて制御量を決定する方式には、動作原理から見ていくつかの方式が存在するが、どのような方式があるか簡潔に述べよ。
解答と解説はこちら

解答

公式標準解答

  1.  事故波及防止リレーシステムが適用対象とする系統の異常現象(不安定現象を含む)のうち3種類を挙げよ。
    1. 系統周波数の異常
    2. 安定度の喪失
    3. 過負荷の連鎖
    4. 電圧不安定現象
  2.  上記 1. で答えた3種類の異常現象に対し事故波及防止リレーシステムはそれぞれどのような動作をするか簡潔に述べよ。
    1. では、周波数の異常低下に対しては、揚水発電所が揚水している場合は揚水遮断し、次には負荷遮断を適切に行う。
    2. では、該当する電源系統の発電制限、発電遮断などにより電力動揺を抑制する。
    3. では、該当する系統の発電制限、発電遮断、負荷遮断などを適切に選択あるいは組み合わせて実施し、過負荷を抑制する。
    4. では、該当する負荷系統において調相設備の投入、負荷遮断を適切に行い電圧低下を抑制する。
  3.  事故波及防止リレーシステムにおいて制御量を決定する方式には、動作原理から見ていくつかの方式が存在するが、どのような方式があるか簡潔に述べよ。
     事故波及防止リレーシステムにおいて制御量を決定する方式には、以下の3種類がある。
    1.  系統じょう乱に発展し得る事故を想定して、事前情報からあらかじめ制御量を決定しておく事前演算方式。
    2.  事故中及び事故後の情報をもとに演算を行い、制御量を決定する事後演算方式。
    3.  特に演算を伴わない設備事故除去リレーと同様な構成のリレー形の方式。

解説

 事故波及防止リレーシステムに関する問題です。過去にも何度か出題されていることから、しっかり記述できるようにしておきたい内容です。


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