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電験1種過去問【2016年電力管理 問6】

2024年4月19日

【施設管理】連系潮流と周波数低下量の計算《計算問題》

 電力系統A,B及びCが、図に示すように相互に連系されている。AB間は非同期連系であり、BC間は交流連系である。
 Aで450MWの電源脱落が発生し、BC間の連系潮流が、CからBの向きに214MWとなった。ただし、電源脱落前における各電力系統の周波数はそれぞれの標準周波数、各連系潮流は0MWとし、電源脱落後のAB間の連系潮流は、A及びBそれぞれの周波数低下量の差に比例するものとする(比例定数を正とし、連系潮流は周波数低下量の小さい方から大きい方の向きを正とする)。なお、周波数低下量は、各電力系統の標準周波数を基準とする。
 このとき、電源脱落後の以下の諸量を求めよ。諸元は次のとおりである(各記号の添字は、電力系統A,B又はCを表す)。
・系統容量:S[MW]
 SA=5 000, SB=15 000, SC=55 000
・パーセント系統定数:%K[%MW/Hz]
 %KA=8, %KB=10, %KC=12

  1.  Cの周波数低下量:ΔFC[Hz]
  2.  Bの周波数低下量:ΔFB[Hz]
  3.  AB間の連系潮流:PAB[MW]
  4.  Aの周波数低下量:ΔFA[Hz]
  5.  AB間の連系潮流の比例定数:RAB[MW/Hz]

 ただし、1. 、2. 及び4. は小数第3位を、3. は小数第1位を、5. は1の位を、それぞれ四捨五入して答えよ。

解答と解説はこちら

解答

公式標準解答

解説

 連系潮流と周波数の変化を求める問題です。やや計算が複雑となりますが、一種の試験としては取り組み易いです。完答できるよう対策したい問題です。

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