解答
公式標準解答
- 「電気設備に関する技術基準を定める省令」及び「電気設備の技術基準の解釈」に基づき、絶縁性能を確認するために現場で行う試験について、低圧の電線路と高圧以上の電線路における試験方法の違いを説明せよ。また、それぞれの試験方法について定性的に説明せよ。
低圧電線路の絶縁性能は絶縁抵抗の値で規定され、絶縁抵抗測定により確認する。これに対し、高圧以上の電線路の絶縁性能は、試験電圧と試験時間とによって定められている絶縁耐力試験により確認する。
絶縁抵抗測定は、試験しようとする電線路の電線相互間及び電路と大地との絶縁抵抗が、規定値以上であることを確認する。絶縁抵抗測定が困難な場合においては、当該電線路の使用電圧が加わった状態における漏えい電流が、規定値以下であることを確認する。
- 電線にケーブルを使用する高圧又は特別高圧の交流の電線路に関し、直流による試験が認められているが、その考え方及び方法を説明せよ。
長距離の電力ケーブルは対地静電容量が大きく、交流試験では所要電源容量、試験設備が大きくなり、その実施が困難である場合が多いため、比較的容易に実施できる直流での耐圧試験を行うことが認められている。
交流試験の試験電圧の2倍の直流電圧を、電路と大地との間(多心ケーブルにあっては、心線相互間及び心線と大地との間)に連続して10分間加えたとき、これに耐えられることを確認する方法である。
解説
電線路の絶縁性能の試験方法に関する論説問題です。一種としては容易な内容であると思います。こういった問題を満額回答できるようにしましょう。
難易度2(★★☆☆☆)
追加学習は電気施設管理の学習帳で
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