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電験1種過去問【2015年電力管理 問6】

2024年4月18日

【施設管理】発電機のガバナ特性と系統周波数変動計算《計算問題》

 定格出力 200 MW、定格周波数 50 Hz、速度調定率 4.0 % の同期発電機 A と 定格出力 100 MW、定格周波数 50 Hz、速度調定率 3.0 % の同期発電機 B とが並列運転可能な電力系統がある。次の問に答えよ。ただし、調速機(ガバナ)の特性は線形であるとし、負荷の周波数特性は無視する。

  1.  発電機 A のみの運転によって、系統周波数が 50 Hz に保たれているとする。系統負荷が 10 MW 減少したときの、系統周波数の変化を求めよ。
  2.  発電機 A と発電機 B との並列運転によって、系統周波数が 50 Hz に保たれているとする。系統負荷が 10 MW 減少したときの、系統周波数の変化を求めよ。
  3.  発電機 A と発電機 B との並列運転を行っており、系統周波数が 49.9 Hz に保たれているとする。このときの系統負荷の大きさは 250 MW であり、出力分担は発電機 A が 150 MW、発電機 B が 100 MW であった。系統負荷が 200 MW に減少したときの、系統周波数、発電機 A の出力[MW]、及び発電機 B の出力[MW]を求めよ。
解答と解説はこちら

解答

公式標準解答

1. 発電機 A のみの運転によって、系統周波数が 50 Hz に保たれているとする。系統負荷が 10 MW 減少したときの、系統周波数の変化を求めよ。
2. 発電機 A と発電機 B との並列運転によって、系統周波数が 50 Hz に保たれているとする。系統負荷が 10 MW 減少したときの、系統周波数の変化を求めよ。

 したがって、正解は、0.06Hz の上昇、又は、50.06Hz への上昇 …(答)

3. 発電機 A と発電機 B との並列運転を行っており、系統周波数が 49.9 Hz に保たれているとする。このときの系統負荷の大きさは 250 MW であり、出力分担は発電機 A が 150 MW、発電機 B が 100 MW であった。系統負荷が 200 MW に減少したときの、系統周波数、発電機 A の出力[MW]、及び発電機 B の出力[MW]を求めよ。

解説

 ガバナ特性と系統周波数の変化に関する問題です。一種の試験としては易しい部類にはいります。必ず完答したい問題です。

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