// google adsence用 電験2種過去問【2020年法規 問3】 | 電気主任技術者のいろは

電験2種過去問【2020年法規 問3】

2022年5月1日

【電気設備技術基準の解釈】分散型電源の系統連系設備《空所問題》

 次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく分散型電源の系統連系設備に関する記述である。文中の\(\fbox{空所欄}\)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。

  1.  \(\fbox{(1)}\)とは、分散型電源を連系している電力系統が事故等によって系統電源と切り離された状態において、当該分散型電源が発電を継続し、線路負荷に有効電力を供給している状態をいう。
  2.  高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合は、分散型電源を連系する配電用変電所の配電用変圧器において、\(\fbox{(2)}\)を生じさせないこと。ただし、当該配電用変電所に保護装置を施設する等の方法により分散型電源と電力系統との\(\fbox{(3)}\)をとることができる場合は、この限りでない。
  3.  特別高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合(スポットネットワーク受電方式で連系する場合を除く。)、一般送配電事業者が運用する電線路等の事故時等に、他の電線路等が\(\fbox{(4)}\)になるおそれがあるときは、系統の変電所の電線路引出口等に\(\fbox{(4)}\)検出装置を施設し、電線路等が\(\fbox{(4)}\)になったときは、同装置からの情報に基づき、分散型電源の設置者において、分散型電源の\(\fbox{(5)}\)を適切に抑制すること。

[問3の解答群]

\(\small{\begin{array}{ccc}
(イ)&単独運転  &(ロ)&無負荷 &(ハ)&協調  \\
(ニ)&出力    &(ホ)&電圧  &(ヘ)&連絡  \\
(ト)&逆向きの潮流&(チ)&軽負荷 &(リ)&並列運転\\
(ヌ)&周波数   &(ル)&自立運転&(ヲ)&同期  \\
(ワ)&温度上昇  &(カ)&横流  &(ヨ)&過負荷 \\
\end{array}}\)

解答と解説はこちら

解答

\(\small{\begin{array}{cc}
\hline(1)&(イ)&単独運転  \\
\hline(2)&(ト)&逆向きの潮流\\
\hline(3)&(ハ)&協調    \\
\hline(4)&(ヨ)&過負荷   \\
\hline(5)&(ニ)&出力    \\
\hline\end{array}}\)

解説

  1.  \(\fbox{(イ)単独運転}\)とは、分散型電源を連系している電力系統が事故等によって系統電源と切り離された状態において、当該分散型電源が発電を継続し、線路負荷に有効電力を供給している状態をいう。
    電気設備技術基準の解釈 第220条(分散型電源の系統連系設備に係る用語の定義)
  2.  高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合は、分散型電源を連系する配電用変電所の配電用変圧器において、\(\fbox{(ト)逆向きの潮流}\)を生じさせないこと。ただし、当該配電用変電所に保護装置を施設する等の方法により分散型電源と電力系統との\(\fbox{(ハ)協調}\)をとることができる場合は、この限りでない。
    電気設備技術基準の解釈 第228条(高圧連系時の施設要件)
  3.  特別高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合(スポットネットワーク受電方式で連系する場合を除く。)、一般送配電事業者が運用する電線路等の事故時等に、他の電線路等が\(\fbox{(ヨ)過負荷}\)になるおそれがあるときは、系統の変電所の電線路引出口等に\(\fbox{(ヨ)過負荷}\)検出装置を施設し、電線路等が\(\fbox{(ヨ)過負荷}\)になったときは、同装置からの情報に基づき、分散型電源の設置者において、分散型電源の\(\fbox{(ニ)出力}\)を適切に抑制すること。
    電気設備技術基準の解釈 第230条(特別高圧連系時の施設要件)