電験2種過去問【2023年電力管理 問2】 2023年12月2日2024年3月3日 【送電】多導体送電の利点《論説問題》 超高圧送電に多く用いられる多導体送電線には、単導体送電線に比べて種々の利点がある。単導体送電線と合計断面積が等しい多導体送電線について、この多導体送電線の利点とその理由を、それぞれの項目について 50 字程度以内で述べよ。 電流容量 固有送電容量 コロナ放電 系統安定性 解答と解説はこちら 解答 公式標準解答 電流容量 表皮効果が小さくなり、また放熱が良くなるので、熱的許容電流容量が増加する。 固有送電容量 送電線インダクタンスが減少し、また静電容量が増加するため、固有送電容量が増加する。 コロナ放電 導体表面の電位傾度を減少できるので、ころな開始電圧が高くなり、コロナ損失、雑音障害を防止できる。 系統安定性 送電線インダクタンスが小さくなるので、同期安定度が向上する。 解説 多導体送電に関する問題です。三種の試験でも出題される内容です。ポイントをしっかり理解していれば、完答も易しい問題だったと思います。 追加学習は送電の学習帳で <<前問 次問>> 電験2種の過去問一覧 電験記事一覧へもどる 電験2種過去問過去問, 電験2種, 電力・管理, 送電, 2023年Posted by ちゅん
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