解答
(4)
解説
インダクタンス L [H]のコイルに、電流 i [A]が流れるとき、コイルに発生する電圧v [V]は、
\displaystyle v=L\frac{Δi}{Δt}[V]
コイルには、単位時間あたりの電流変化\displaystyle \frac{Δi}{Δt}に応じて電圧が発生する。図2より、電流 i は時間 t の経過に応じて次のように変化している。
- 時間5msで1mAの増加
- 時間5msで0.5mAの減少
- 時間2msで0.5mAの減少
それぞれの単位時間あたりの電流変化は
- \frac{Δi}{Δt}=\frac{1×10⁻³}{5×10⁻³}=0.2
- \frac{Δi}{Δt}=\frac{0.5×10⁻³}{-5×10⁻³}=-0.125
- \frac{Δi}{Δt}=\frac{0.5×10⁻³}{-2×10⁻³}=-0.25
単位時間あたりの電流変化が一番大きいのは3.\frac{Δi}{Δt}=-0.25のときであるので、このときコイルの端子間に現れる電圧の大きさは
\displaystyle v=L\frac{Δi}{Δt}
\displaystyle =5\times-0.25
\displaystyle =-1.25[V]
したがって、コイルの最大電圧は |v|=1.25 [V] となる。
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