// google adsence用 電験3種過去問【2022年(上期)機械 問10】 | 電気主任技術者のいろは

電験3種過去問【2022年(上期)機械 問10】

2024年1月16日

【パワーエレクトロニクス】直流チョッパ回路の基本構成と降圧チョッパ《空所問題》

 図1は直流チョッパ回路の基本構成図を示している。降圧チョッパを構成するデバイスを図2より選んで回路を構成したい。(ア)~(ウ)に入るデバイスの組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
 ただし、図2に示す図記号の向きは任意に変更できるものとする。

\(\small{\begin{array}{cccc} &(ア)&(イ)&(ウ)\\ \hline(1)&B&A&C\\ \hline(2)&B&C&A\\ \hline(3)&C&A&B\\ \hline(4)&C&B&A\\ \hline(5)&A&B&C\\ \hline\end{array}}\)

解答と解説はこちら

解答

(4)が正しい

解説

 図1は降圧チョッパの回路図である。この回路は直流電圧源Vdcを入力とし、出力電流Idcが半導体スイッチSとダイオードの間を転流する代表的な電力変換回路である。インダクタンスは十分に大きく、電流Idcにリプル成分は無いものとする。また、ダイオードの順電圧降下は無視する。
 スイッチSは定数D(0≦D≦1)とスイッチング周期Tの積であるDTの期間に導通し、Dを通流率と呼ぶ。ダイオード電圧vの平均値Vは V= DVdcと表され、Dを変化させることによってダイオード電圧vの平均値を変えることができる。

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