電験3種過去問【2015年電力 問8】

2021年3月22日

【送電】架空送電線の振動に関する記述《空所問題》

 次の文章は、架空送電線の振動に関する記述である。
 多導体の架空送電線において、風速が数~20m/sで発生し、10m/sを超えると振動が激しくなることを【(ア)】振動という。
 また、架空電線が、電線と直角方向に穏やかで一様な空気の流れを受けると、電線の背後に空気の渦が生じ、電線が上下に振動を起こすことがある。この振動を防止するために【(イ)】を取り付けて振動エネルギーを吸収させることが効果的である。この振動によって電線が断線しないように【(ウ)】が用いられている。
 その他、架空送電線の振動には、送電線に氷雪が付着した状態で強い風を受けたときに発生する【(エ)】や、送電線に付着した氷雪が落下したときにその反動で電線が跳ね上がる現象などがある。

 上記の記述中の空白個所(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  (ア) (イ) (ウ) (エ)
(1) コロナ スパイラルロッド スペーサ スリートジャンプ
(2) サブスパン ダンパ スペーサ スリートジャンプ
(3) コロナ ダンパ アーマロッド ギャロッピング
(4) サブスパン スパイラルロッド スペーサ スリートジャンプ
(5) サブスパン ダンパ アーマロッド ギャロッピング

解答と解説はこちら

解答 

(5)

解説

 多導体の架空送電線において、風速が数~20m/sで発生し、10m/sを超えると振動が激しくなることを(ア)サブスパン振動という。
 また、架空電線が、電線と直角方向に穏やかで一様な空気の流れを受けると、電線の背後に空気の渦が生じ、電線が上下に振動を起こすことがある。この振動を防止するために(イ)ダンパを取り付けて振動エネルギーを吸収させることが効果的である。この振動によって電線が断線しないように(ウ)アーマロッドが用いられている。
 その他、架空送電線の振動には、送電線に氷雪が付着した状態で強い風を受けたときに発生する(エ)ギャロッピングや、送電線に付着した氷雪が落下したときにその反動で電線が跳ね上がる現象などがある。

用語の説明

微風振動:
電線と直角方向に穏やかで一様な空気の流れを受けると、電線の背後に空気の渦が生じ、電線が上下に振動すること

サブスパン振動:
サブスパン間(多導体の間隔)で同相の多導体同士の共振によっておこる振動

スリートジャンプ:
送電線に付着した氷雪が落下したときにその反動で電線が跳ね上がる現象

スパイラルロッド:
低風騒音化や難着雪化のために電線に巻きつけられるらせん状のワイヤー