// google adsence用 電験3種過去問【2019年法規 問5】 | 電気主任技術者のいろは

電験3種過去問【2019年法規 問5】

2022年4月24日

【電気設備技術基準の解釈】低圧高圧配線の施設に関する記述《空所問題》

 次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく低圧配線及び高圧配線の施設に関する記述である。

  1.  ケーブル工事により施設する低圧配線が、弱電流電線又は水管、ガス管若しくはこれらに類するもの(以下、「水管等」という。)と接近し又は交差す場合は、低圧配線が弱電流電線又は水管等と【(ア)】施設すること。
  2.  高圧屋内配線工事は、がいし引き工事(乾燥した場所であって【(イ)】した場所に限る。)又は【(ウ)】により施設すること。

 上記の記述中の空白個所(ア)、(イ)及び(ウ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  (ア) (イ) (ウ)
(1) 接触しないように 隠ぺい ケーブル工事
(2) の離隔距離を10cm以上となるように 展開 金属管工事
(3) の離隔距離を10cm以上となるように 隠ぺい ケーブル工事
(4) 接触しないように 展開 ケーブル工事
(5) 接触しないように 隠ぺい 金属管工事

解答と解説はこちら

解答 

(4)

解説

  1.  ケーブル工事により施設する低圧配線が、弱電流電線又は水管、ガス管若しくはこれらに類するもの(以下、「水管等」という。)と接近し又は交差す場合は、低圧配線が弱電流電線又は水管等と(ア)接触しないように施設すること。
    ※がいし引き工事の場合は離隔距離を10cm以上となるように施設が必要
    【電気設備技術基準の解釈第167条:低圧配線と弱電流電線等又は管との接近又は交差】
  2.  高圧屋内配線工事は、がいし引き工事(乾燥した場所であって(イ)展開した場所に限る。)又は(ウ)ケーブル工事により施設すること。
    【電気設備技術基準の解釈第168条:高圧配線の施設】

ワンポイント:低圧配線をがいし引き工事により施設する時は、水管等との離隔距離を10cm以上とる(裸電線の場合は30cm以上)ように施設する必要がある。