電験3種過去問【2024年(上期)電力 問12】 2024年9月3日2025年1月9日 【送電】架空送電線の張力調整によるたるみ計算《計算問題》 図のように高低差のない支持点A,Bで,径間長Sの架空送電線において,架線の水平張力Tを調整してたるみDを10%小さくし,電線地上高を高くしたい。この場合の水平張力の値として,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。ただし,両側の鉄塔は十分な強度があるものとする。 (1) 0.9²T(2) 0.9T(3) \frac{T}{\sqrt{0.9}}(4) \frac{T}{0.9}(5) \frac{T}{0.9^2} 解答と解説はこちら 解答 (4)が正しい。 解説 電線のたるみD[m]は次式で求められる。ここで、電線の径間S[m]、調整前の電線の水平張力T[N]、電線1mあたりの自重W[N/m]。\displaystyle D=\frac{WS^2}{8T}…➀ 題意のとおり、調整後の水平張力をT₂とすると、たるみDは10%小さくなるので、\displaystyle 0.9D=\frac{WS^2}{8T_2}…② 式➀、式②より\displaystyle T_2=\frac{T}{0.9}となる。 追加学習は送電の学習帳で <<前問 次問>> 電験3種の過去問一覧 電験記事一覧へもどる 電験3種過去問電力過去問, 電験3種, 電力, 送電, 上期, 2024年Posted by ちゅん
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