電験3種過去問【2012年電力 問4】 2012年9月3日2024年12月5日 【原子力発電】ウランによるエネルギーの重油使用量への換算《計算問題》 0.01[kg]のウラン235が核分裂するときに0.09[%]の質量欠損が生じるとする。これにより発生するエネルギーと同じだけの熱を得るのに必要な重油の量[l]の値として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 ただし、重油発熱量を43000[kJ/l]とする。 (1)950(2)1900(3)9500(4)19000(5)38000 解答と解説はこちら 解答 (4) 解説 電験3種過去問【2023年(前期)電力 問4】の類題です。 ウラン235が核分裂したときに生じる質量欠損分が、エネルギーに変換される。 欠損した質量をm[kg]、光の速度をc[m/s2]とすると、発生するエネルギーE[J]は以下の式となる。 \(\displaystyle E=mc^2\\\displaystyle=0.01\times\frac{0.09}{100}\times(3.0\times10^8)^2\\ =81\times10^{10}\text{[J]}\\=81\times10^{7}\text{[kJ]}\) これを重油使用量M[l]に換算すると \(\displaystyle M=\frac{81\times10^{7}}{43000}\\=18837\text{[l]}\) 追加学習は原子力発電の学習帳で <<前問 次問>> 電験3種の過去問一覧 電験記事一覧へもどる 電験3種過去問電力過去問, 電験3種, 電力, 原子力発電, 2012年Posted by ちゅん
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