電験3種過去問【2023年(上期)機械 問5】 2023年9月3日2024年1月15日 【同期機】三相同期発電機の短絡比《正誤問題》 三相同期発電機の短絡比に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 (1) 短絡比を小さくすると、発電機の外形寸法が小さくなる。(2) 短絡比を小さくすると、発電機の安定度が悪くなる。(3) 短絡比を小さくすると、電圧変動率が小さくなる。(4) 短絡比が小さい発電機は、銅機械と呼ばれる。(5) 短絡比が小さい発電機は、同期インピーダンスが大きい。 解答と解説はこちら 解答 (3)が正しい。 解説 百分率同期インピーダンス\(z_s’\)[p.u.]とすると、短絡比Kは\(\displaystyle K=\frac{1}{z_s’}\)[p.u.] 短絡比が小さいということは、相対的に同期インピーダンスが大きいということになる。同期インピーダンスが大きいと 銅機械(巻線が多い)となる。※逆に短絡比が大きいと鉄機械(鉄心が多い)となり外形寸法や重量大となる 発電機出力が小さくなるので、安定度が低下する 同期インピーダンスによる電圧降下が大きくなるので、電圧変動率は大きくなる 追加学習は同期機の学習帳で <<前問 次問>> 電験3種の過去問一覧 電験記事一覧へもどる 電験3種過去問機械過去問, 電験3種, 機械, 同期機, 上期, 2023年Posted by ちゅん
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