// google adsence用 電験3種過去問【2023年(上期)機械 問5】 | 電気主任技術者のいろは

電験3種過去問【2023年(上期)機械 問5】

2024年1月15日

【同期機】三相同期発電機の短絡比《正誤問題》

 三相同期発電機の短絡比に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1) 短絡比を小さくすると、発電機の外形寸法が小さくなる。
(2) 短絡比を小さくすると、発電機の安定度が悪くなる。
(3) 短絡比を小さくすると、電圧変動率が小さくなる。
(4) 短絡比が小さい発電機は、銅機械と呼ばれる。
(5) 短絡比が小さい発電機は、同期インピーダンスが大きい。

解答と解説はこちら

解答

(3)が正しい。

解説

百分率同期インピーダンス\(z_s’\)[p.u.]とすると、短絡比Kは
\(\displaystyle K=\frac{1}{z_s’}\)[p.u.]

短絡比が小さいということは、相対的に同期インピーダンスが大きいということになる。
同期インピーダンスが大きいと

  • 銅機械(巻線が多い)となる。※逆に短絡比が大きいと鉄機械(鉄心が多い)となり外形寸法や重量大となる
  • 発電機出力が小さくなるので、安定度が低下する
  • 同期インピーダンスによる電圧降下が大きくなるので、電圧変動率は大きくなる


追加学習は同期機の学習帳

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