解答
(a):(4)
(b):(2)
解説
(a)電線の導体温度が35℃のとき、電線の支持点間の実長の値[m]を求める。
電線の実長L[m]は次式で求められる。ここで、電線の径間S[m]、電線のたるみD[m]。
\(\displaystyle L=S+\frac{8D^2}{3S}\)
\(\displaystyle =150+\frac{8\times3.5^2}{3\times150}\)
\(\displaystyle =150.22\)[m]
電線の実長L[m]のとき、温度変化による電線長L’[m]は、1[℃]あたりの線膨張係数をα、温度差をt[℃]とすると
\(\displaystyle L’=L(1+αt)\)
\(\displaystyle =150.22(1+0.000 018\times45)\)
\(\displaystyle =150.34\)[m]
(b)(a)と同じ条件のとき、電線の支持点間の最低点における水平張力の値[N]を求める。
電線の実長L[m]は次式で求められる。ここで、電線の径間S[m]、電線のたるみD[m]。
\(\displaystyle L=S+\frac{8D^2}{3S}\)
上式より、電線のたるみD[m]は
\(\displaystyle D^2=\frac{3S(L-S)}{8}\)
\(\displaystyle D^2=\frac{3\times150(150.34-150)}{8}=19.125\)
\(\displaystyle D=4.373\)[m]
電線のたるみD[m]は次式で求められる。ここで、電線の径間S[m]、電線の水平張力T[N]、電線1mあたりの自重W[N/m]。
\(\displaystyle D=\frac{WS^2}{8T}\)
上式より水平張力T[N]は
\(\displaystyle T=\frac{WS^2}{8D}\)
\(\displaystyle =\frac{20\times 150^2}{8\times4.373}\)
\(\displaystyle =12863\)[N]
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません