解答
(a):(2)
(b):(4)
解説
(a)0時から24時の間の送電端電力量の値[MW・h]を求める。
0時から24時の、それぞれの発電機出力に対する発電端電力量\(\displaystyle W_G\)[MW・h]は
\(\displaystyle W_G=130\times7+350\times5+200\times1+350\times7+130\times4=5830\)
送電端電力量W[MW・h]は、発電端電力量WG[MW・h]から所内率x[%]を差し引いたものであるので、
\(\displaystyle W=W_{G}\times(1-\frac{x}{100})\text{[MW・h]}\)
\(\displaystyle W=5830\times(1-\frac{2}{100})=5713\text{[MW・h]}\)
0時から24時までの送電端電力量として、最も近いものは
(2)5710
が正解となる。
(b)0時から24時の間に発熱量54.70MJ/kgのLNG(液化天然ガス)を770t消費したとすると、この間の発電端熱効率の値[%]を求める。
発電端熱効率ηは、発電機の発電端電力量の熱量QGと使用燃料の発生熱量QFとの比で表され、
\(\displaystyle η=\frac{Q_G}{Q_F}\times100[%]\)
前問(a)で発電端電力量\(\displaystyle W_G=5830\)[MW・h]であったので、
発電機の発電端電力量の熱量QGは
\(\displaystyle Q_G=5830\times3600=20988\times10^3\)[MJ]
使用燃料の発生熱量\(\displaystyle Q_F\)[MJ]は
\(\displaystyle Q_F=54.70\times770\times10^3=42119\times10^3\)[MJ]
したがって、発電端熱効率ηは
\(\displaystyle η=\frac{Q_G}{Q_F}\times100=\frac{20988\times10^3}{42119\times10^3}\times100=49.8[%]\)
0時から24時の間の発電端熱効率の値として、最も近いものは
(4)50
が正解となる。
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