電験2種過去問【2021年理論 問6】
【電子回路】静電界中の電子の運動《空所問題》
次の文章は、静電界による電子の運動に関する記述である。文中の\(\fbox{空白個所}\)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。
図にように、真空中を電子(質量m、電荷量‐e、e>0)がx軸上をx<0の領域から一定速度\(\displaystyle v_{x0}(>0)\)で運動している。領域\(\displaystyle 0≦x≦a\)には、図に示すようにy軸の負の方向に均一な電界\(\displaystyle E(>0)\)がかかっており、それ以外の領域では電界がないものとする。電子のx座標がx=0からx=aに達するまでにかかる時間は\(\fbox{(1)}\)である。領域\(\displaystyle 0≦x≦a\)では、電子は電界から力F=\(\fbox{(2)}\)を受けてy方向に偏向する。運動の第2法則からy方向の運動方程式は\(\displaystyle m\frac{dv_y}{dt}= \)\(\fbox{(2)}\)と表される。ただし、\(\displaystyle v_y\)は速度のy方向成分を表す。微分方程式を解くことにより、電子のx座標がx=aに到達したときの\(\displaystyle v_y\)は\(\fbox{(3)}\)となり、そのときの電子のy座標は\(\fbox{(4)}\)となる。領域x>aでは、電子の運動はx,y方向共に等速運動となることから、電子が\(\displaystyle x=L(>a)\)に到達した際のy座標をdとすると、d=\(\fbox{(5)}\)となる。
[問6の解答群]
(イ)\(\displaystyle \frac{eE}{m}\left(\frac{a}{v_{x0}}\right)^2\) (ロ)\(\displaystyle \frac{eE}{2m}\frac{a(2L-a)}{v_{x0}^2}\) (ハ)\(\displaystyle \frac{eE}{m}\frac{a}{v_{x0}}\)
(ニ)\(\displaystyle \frac{eE}{2m}\frac{a(L-a)}{v_{x0}^2}\) (ホ)\(\displaystyle \frac{m}{eE}\frac{L-a}{v_{x0}}\) (ヘ)\(\displaystyle eE\)
(ト)\(\displaystyle \frac{eE}{m}\frac{v_{x0}}{a}\) (チ)\(\displaystyle \frac{eE}{m}\) (リ)\(\displaystyle \frac{a}{v_{x0}}\)
(ヌ)\(\displaystyle \frac{L}{v_{x0}}\) (ル)\(\displaystyle \frac{eE}{2m}\left(\frac{a}{v_{x0}}\right)^2\) (ヲ)\(\displaystyle \frac{eE}{m}\frac{a(2L-a)}{v_{x0}^2}\)
(ワ)\(\displaystyle aE\) (カ)\(\displaystyle \frac{L-a}{v_{x0}}\) (ヨ)\(\displaystyle \frac{E}{R}\frac{eE}{2m}\left(\frac{L}{v_{x0}}\right)^2\)
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