電験3種過去問【2018年電力 問9】

2021年3月22日

【送電】架空送電線の多導体方式に関する記述《空所問題》

 次の文章は、架空送電線の多導体方式に関する記述である。
 送電線において、1相に複数の電線を【(ア)】を用いて適度な間隔に配置したものを多導体と呼び、主に超高圧以上の送電線に用いられる。多導体を用いることで、電線表面の電位の傾きが【(イ)】なるので、コロナ開始電圧が【(ウ)】なり、送電線のコロナ損失、雑音障害を抑制することができる。
 多導体は合計断面積が等しい単導体と比較すると、表皮効果が【(エ)】。また、送電線の【(オ)】が減少するため、送電容量が増加し系統安定度の向上につながる。

 上記の記述中の空白個所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 

  (ア) (イ) (ウ) (エ) (オ)
(1) スペーサ 大きく 低く 大きい インダクタンス
(2) スペーサ 小さく 高く 小さい 静電容量
(3) シールドリング 大きく 高く 大きい インダクタンス
(4) スペーサ 小さく 高く 小さい インダクタンス
(5) シールドリング 小さく 低く 大きい 静電容量

解答と解説はこちら

解答 

(4)

解説

 送電線において、1相に複数の電線を(ア)スペーサを用いて適度な間隔に配置したものを多導体と呼び、主に超高圧以上の送電線に用いられる。多導体を用いることで、電線表面の電位の傾きが(イ)小さくなるので、コロナ開始電圧が(ウ)高くなり、送電線のコロナ損失、雑音障害を抑制することができる。
 多導体は合計断面積が等しい単導体と比較すると、表皮効果が(エ)小さい。また、送電線の(オ)インダクタンスが減少するため、送電容量が増加し系統安定度の向上につながる。