解答
(a):(3)
(b):(4)
解説
(a)日負荷率95.0[%]で24時間運転したとき、石炭の消費量は4400[t]であった。このときの発電端熱効率[%]の値を求める。
ここで、\(\displaystyle 日負荷率[%]=\frac{平均発電電力}{最大発電電力}\times100\)とされているので、
24時間の平均発電電力量P24A[MW]は、
\(\displaystyle P_{24A}=最大発電電力量\times日負荷率\)
\(\displaystyle =600\times0.95=570\)[MW]
24時間で発電された電力P24A[MW]を熱量Q24A[MJ]に換算すると、
\(\displaystyle Q_{24A}=P_{24A}\times24\times60\times60\)
\(\displaystyle =570\times24\times60\times60\)
\(\displaystyle =49248\times10^3\)[MJ]
一方、消費された石炭の発熱量QFを求める。
石炭の発熱量を26400[kJ/kg]とすると、24時間運転したとき、石炭の消費量は4400[t]であったので、
\(\displaystyle Q_{F}=26400\times4400\times10^3\)
\(\displaystyle =116160000\times10^3\)[kJ]
\(\displaystyle =116160\times10^3\)[MJ]
発電端熱効率η[%]は
\(\displaystyle η=\frac{発電電力量}{使用燃料熱量}\times100\)[%]であるので、
\(\displaystyle=\frac{Q_{24A}}{Q_{F}}\times100\)
\(\displaystyle=\frac{49248\times10^3}{116160\times10^3}\times100\)
\(\displaystyle=42.4\)[%]
(b)タービン効率ηT45.0[%]、発電機効率ηG99.0[%]、所内比率ηL3.00[%]とすると、発電端効率ηが40.0[%]のときのボイラ効率ηB[%]を求める。
発電端効率ηは、「ボイラ効率×タービン効率×発電機効率」であるので、
\(\displaystyle η=η_B\timesη_T\timesη_G\)
\(\displaystyle 0.40=η_B\times0.45\times0.99\)
\(\displaystyle η_B=0.898\)
\(\displaystyle ∴η_B=89.8\)[%]
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