// google adsence用 電験2種過去問【2016年機械制御 問4】 | 電気主任技術者のいろは

電験2種過去問【2016年機械制御 問4】

2024年6月14日

【自動制御】現代制御、閉ループ状態方程式、定常偏差《計算問題》

 図に示す構造の制御系を考える。ここで r(t) は目標値、e(t) は制御偏差、u(t) は入力、x(t) は状態、y(t) は出力を表し、制御対象は次の状態方程式で記述される。

\(\boldsymbol{\dot{x}}(t)=\boldsymbol{Ax}(t)+\boldsymbol{b}u(t) \\y(t)=\boldsymbol{cx}(t)\)

A=\(\begin{pmatrix}0&1\\0&-1\end{pmatrix}\),b=\(\begin{pmatrix}0\\1\end{pmatrix}\),c=\(\begin{pmatrix}0&1\end{pmatrix}\)

 次の問に答えよ。

解答と解説はこちら

解答

公式標準解答

解説

 現代制御からの出題です。2種では古典制御からの出題がほとんどですが、このように稀に現代制御からも出題があります。捻った問題ではないので、解き方を理解していれば簡単な部類となります。しかし、計算が複雑で問題を選択するかどうかは一考の余地ありです。
 今後も現代制御から出題されることもあると思いますので、余裕があれば取り組んでおきたいところです。

標準解答の補足

(4)下のように定まるので、x(∞)を導出できる。

\(\boldsymbol{\dot{x}}(∞)\)= \(\begin{pmatrix}0\\0\end{pmatrix}\)なので

\(\begin{pmatrix}0&1\\-12-2k&-7-k\end{pmatrix}\)x(∞)=-\(\begin{pmatrix}0\\1\end{pmatrix}\)kr₀

\(\begin{pmatrix}0&1\\-12-2k&-7-k\end{pmatrix}\)の逆行列を両辺にかけると標準解答のようになる。


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