// google adsence用 電験1種過去問【2009年機械制御 問2】 | 電気主任技術者のいろは

電験1種過去問【2009年機械制御 問2】

2024年8月25日

【同期機】回転軸系の運動方程式、蓄積エネルギー、単位慣性定数《計算問題》

 タービン発電機の回転軸系を一つの質点にて近似した場合、その運動方程式は次式で表される。
 J\(\displaystyle\frac{d^2θ_m}{dt^2}\)=Ta [N・m] …➀
 ここで、J=\(\frac{GD^2}{4}\) [kg・m²] は慣性モーメント (ただし、GD² [kg・m²] ははずみ車効果) 、θm [rad] は回転子の位置を表す機械角、Ta [N・m] は加速トルク、 t [s] は時間である。
 このとき、タービン発電機が回転体としてもつ蓄積エネルギー EK [J] は、
 EK=\(\displaystyle\frac{1}{2}J\left(\frac{dθ_m}{dt}\right)^2=\frac{1}{2}\)m² [J] …②
として表される。ここで、ωm [rad/s] は回転子の機械角速度である。
 また、➀式の運動方程式は、発電機容量ベースの単位法表現では、タービン発電機の単位慣性定数 H [s] を用いて次のように記述される。
 2H\(\displaystyle\frac{d\bar{ω}_e}{dt}=\bar{T}_a\) [p.u.] …③
 ここで、\(\bar{ω}_e\) [p.u.] は回転子の電気角速度、\(\bar{T}_a\) [p.u.] は加速トルクである。

解答と解説はこちら

解答

公式標準解答

解説

 回転軸系の運動方程式に関する問題です。一種らしい問題で、その場で条件が与えられ題意のまま問題を解いていくことができます。類題は多くないですが、問題を読んでいけば解くことができること、計算式自体が複雑でないことから、難易度は普通かと思います。

難易度3(★★★☆☆)


追加学習は同期機の学習帳

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