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電験3種過去問【2023年(上期)電力 問14】

2024年1月15日

【材料】アモルファス鉄心材料を使用した柱上変圧器《正誤問題》

 アモルファス鉄心材料を使用した柱上変圧器の特徴に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  1.  けい素鋼帯を使用した同容量の変圧器に比べて、鉄損が大幅に少ない。
  2.  アモルファス鉄心材料は結晶構造である。
  3.  アモルファス鉄心材料は高硬度で、加工性があまり良くない。
  4.  アモルファス鉄心材料は比較的高価である。
  5.  けい素鋼帯を使用した同容量の変圧器に比べて、磁束密度が高くできないので、大形になる。
解答と解説はこちら

解答

(2)が誤り。

解説

(2) アモルファス鉄心材料は(誤)結晶➡(正)非結晶構造である。

鉄心材料に使用されるアモルファス合金材は、けい素鋼材と比較して

  • 透磁率と抵抗率はともに高く、鉄損が少ない
  • 非結晶構造であり、高硬度である
  • 加工性に優れず、高価である。

アモルファス鉄心材料を使用した柱上変圧器は、けい素鋼帯を使用した同容量の変圧器に比べて、

  • 鉄損が大幅に少ない
  • 磁束密度が高くできないので、大形になる

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