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電験3種過去問【2021年理論 問14】

2022年4月24日

【電気計測】ブリッジ回路の誤差率《計算問題》

 図のブリッジ回路を用いて、未知の抵抗の値Rx[Ω]を推定したい。可変抵抗R3を調整して、検流計に電流が流れない状態を探し、平衡条件を満足するRx[Ω]の値を求める。求めた値が真値と異なる原因が、Rk(k=1,2,3)の真値からの誤差ΔRkのみである場合を考え、それらの誤差率\displaystyle ε_k=\frac{ΔR_k}{R_k}が次の値であったとき、Rxの誤差率として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 
ε1=0.01, ε2=-0.01, ε3=0.02

(1)0.0001
(2)0.01
(3)0.02
(4)0.03
(5)0.04

解答と解説はこちら

解答

(5)

解説

ブリッジ回路の検流計に電流が流れない、平衡条件を満足するには

\displaystyle R_2 R_x=R_1 R_3

となる。つまり、平衡条件を満足するときの未知の抵抗Rx[Ω]は、

\displaystyle R_x=\frac{R_1 R_3}{R_2}

題意より、既知抵抗R1、R2、R3の各誤差は\displaystyle ΔR_1=ε_1 R_1\displaystyle ΔR_2=ε_2 R_2\displaystyle ΔR_3=ε_3 R_3となる。

未知抵抗Rx[Ω]の誤差は、既知抵抗R1、R2、R3の各誤差からの影響のみであるので、誤差を含めた未知抵抗の値R[Ω]は

\displaystyle R_{xε}=\frac{(R_1+ΔR_1)(R_3+ΔR_3)}{R_2+ΔR_2}

\displaystyle =\frac{(R_1+ε_1 R_1)(R_3+ε_3 R_3)}{R_2+ε_2 R_2}

\displaystyle =\frac{(R_1(1+ε_1))(R_3(1+ε_3))}{R_2(1+ε_2)}

\displaystyle =\frac{R_1 R_3}{R_2}\frac{(1+ε_1)(1+ε_3)}{1+ε_2}

\displaystyle =R_x\frac{(1+ε_1)(1+ε_3)}{1+ε_2}

したがって、未知抵抗の誤差率\displaystyle ε_x

\displaystyle ε_x=\frac{R_{xε} -R_x}{R_x}

\displaystyle =\frac{R_x\frac{(1+ε_1)(1+ε_3)}{1+ε_2} -R_x}{R_x}

\displaystyle =\frac{R_x(\frac{(1+ε_1)(1+ε_3)}{1+ε_2} -1)}{R_x}

\displaystyle =\frac{(1+ε_1)(1+ε_3)}{1+ε_2} -1

\displaystyle =\frac{(1+0.01)(1+0.02)}{1-0.01}-1

\displaystyle =0.041