// google adsence用 電験3種過去問【2015年法規 問7】 | 電気主任技術者のいろは

電験3種過去問【2015年法規 問7】

2022年4月24日

【電気設備技術基準の解釈】低高圧架空電線の高さ及び建物等との離隔距離《正誤問題》

 次の文章は、低高圧架空電線の高さ及び建物等との離隔距離に関する記述である。その記述内容として、「電気設備技術基準の解釈」に基づき、不適切なものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1)高圧架空電線を車両の往来が多い道路の路面上7mの高さに施設した。

(2)低圧架空電線にケーブルを使用し、車両の往来が多い道路の路面上5mの高さに施設した。

(3)建造物の屋根(上部造営物)から1.2m上方に低圧架空電線を施設するために、電線にケーブルを使用した。

(4)高圧架空電線の水面上の高さは、船舶の航行等に危険を及ぼさないようにした。

(5)高圧架空電線を、平時吹いている風等により、植物に接触しないように施設した。

解答と解説はこちら

解答 

(2)

解説

【電気設備技術基準の解釈 第68条(低高圧架空電線の高さ)】

【電気設備技術基準の解釈 第71条(低高圧架空電線と建造物との接近)】

(1)高圧架空電線を車両の往来が多い道路の路面上7mの高さに施設した。正しい
【電気設備技術基準の解釈 第68条(低高圧架空電線の高さ)】
道路(車両の往来がまれであるもの及び歩行の用にのみ供される部分を除く。)を横
断する場合、路面上6m以上であること

(2)低圧架空電線にケーブルを使用し、車両の往来が多い道路の路面上(誤)5m⇒(正)6m以上の高さに施設した。
【電気設備技術基準の解釈 第68条(低高圧架空電線の高さ)】
道路(車両の往来がまれであるもの及び歩行の用にのみ供される部分を除く。)を横
断する場合、路面上6m以上であること

(3)建造物の屋根(上部造営物)から1.2m上方に低圧架空電線を施設するために、電線にケーブルを使用した。正しい
【電気設備技術基準の解釈 第71条(低高圧架空電線と建造物との接近)】
ケーブルを使用する場合、上部造営物の上方1m以上離隔距離をとる必要がある

(4)高圧架空電線の水面上の高さは、船舶の航行等に危険を及ぼさないようにした。正しい
【電気設備技術基準の解釈 第68条(低高圧架空電線の高さ)】

(5)高圧架空電線を、平時吹いている風等により、植物に接触しないように施設した。正しい
【電気設備技術基準の解釈 第79条(低高圧架空電線と植物との接近)】