解答
(4)
解説
題意より、送電端電力量は5000MW・hである。
送電端電力量W[MW・h]は、発電端電力量WG[MW・h]から所内率x[%]を差し引いたものであるので、
\(\displaystyle W=W_{G}\times(1-\frac{x}{100})\)
\(\displaystyle ∴W_{G}=\frac{W}{(1-\frac{x}{100})}=\frac{5000}{(1-\frac{95}{100})}\\
=5263\text{[MW・h]}\)
発電機の発電端電力量の熱量QG[MJ]は
\(\displaystyle Q_G=W_G\times3600=5263\times3600\\
=18947\times10^3\text{[MJ]}\)
使用燃料の発生熱量QF[MJ]は
\(\displaystyle Q_F=44000\times1100\times10^3=48400\times10^6\text{[kJ]}\\
=48400\times10^3\text{[MJ]}\)
発電端熱効率ηは、発電機の発電端電力量の熱量QGと使用燃料の発生熱量QFとの比で表され、
\(\displaystyle η=\frac{Q_G}{Q_F}=\frac{18947\times10^3}{48400\times10^3}\\
=0.39\)
一方で、ボイラ効率ηB、タービン効率ηT、発電機効率ηGとすると、発電端効率ηは、
\(\displaystyle η=η_B\timesη_T\timesη_G\)
\(\displaystyle ∴η_B=\frac{η}{η_T\timesη_G}=\frac{0.39}{0.47\times0.98}\\
=0.85\)
よって、ボイラ効率は85[%]となる。
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