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電験2種過去問【2021年法規 問5】

2022年4月24日

【電気設備技術基準】第2種特別高圧保安工事《空所問題》

 次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく、特別高圧架空電線路の第2種特別高圧保安工事に関する記述である。文中の\(\fbox{空所欄}\)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。

  1.  支持物に木柱を使用する場合は、当該木柱の風圧荷重に対する安全率は、\(\fbox{(1)}\)以上であること。
  2.  支持物に\(\fbox{(2)}\)を使用する場合の径間は、100m以下であること。
  3.  電線が他の工作物と接近又は交差する場合は、その電線を支持するがいし装置は、次のいずれかのものであること。
    1.  \(\fbox{(3)}\)の値が、当該電線の近接する他の部分を支持するがいし装置の値の110%(使用電圧が130 000Vを超える場合は、105%)以上のもの
    2.  \(\fbox{(4)}\)を取り付けた懸垂がいし、長幹がいし又はラインポストがいしを使用するもの
    3.  2連以上の懸垂がいし又は長幹がいしを使用するもの
    4.  2個以上のラインポストがいしを使用するもの
  4.  上記c.の場合において、支持線を使用するときは、その支持線には、本線\(\fbox{(5)}\)強さ及び太さのものを使用し、かつ、本線との接続は、堅ろうにして電気が安全に伝わるようにすること。

[問5の解答群]
(イ)\(\displaystyle \text{A種鉄筋コンクリート柱}\)  (ロ)\(\displaystyle \text{2}\)           (ハ)\(\displaystyle \text{アークホーン}\)

(ニ)\(\displaystyle \text{鉄塔}\)          (ホ)\(\displaystyle \text{50%衝撃せん絡電圧}\) (ヘ)\(\displaystyle \text{5}\)

(ト)\(\displaystyle \text{ヒューズ}\)        (チ)\(\displaystyle \text{逆せん絡電圧}\)     (リ)\(\displaystyle \text{異常電圧}\)

(ヌ)\(\displaystyle \text{の半分の}\)        (ル)\(\displaystyle \text{アレスタ}\)       (ヲ)\(\displaystyle \text{と同一の}\)

(ワ)\(\displaystyle \text{B種鉄柱}\)         (カ)\( \displaystyle \text{1.5}\)         (ヨ)\(\displaystyle \text{の2倍の}\)

解答と解説はこちら

解答

(1):(ロ)
(2):(イ)
(3):(ホ)
(4):(ハ)
(5):(ヲ)

解説

電気設備技術基準の解釈 第95条(特別高圧保安工事)抜粋

 次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく、特別高圧架空電線路の第2種特別高圧保安工事に関する記述である。

  1.  支持物に木柱を使用する場合は、当該木柱の風圧荷重に対する安全率は、\(\fbox{2}\)以上であること。
  2.  支持物に\(\fbox{A種鉄筋コンクリート柱}\)を使用する場合の径間は、100m以下であること。
  3.  電線が他の工作物と接近又は交差する場合は、その電線を支持するがいし装置は、次のいずれかのものであること。
    1.  \(\fbox{50%衝撃せん絡電圧}\)の値が、当該電線の近接する他の部分を支持するがいし装置の値の110%(使用電圧が130 000Vを超える場合は、105%)以上のもの
    2.  \(\fbox{アークホーン}\)を取り付けた懸垂がいし、長幹がいし又はラインポストがいしを使用するもの
    3.  2連以上の懸垂がいし又は長幹がいしを使用するもの
    4.  2個以上のラインポストがいしを使用するもの
  4.  上記c.の場合において、支持線を使用するときは、その支持線には、本線\(\fbox{と同一の}\)強さ及び太さのものを使用し、かつ、本線との接続は、堅ろうにして電気が安全に伝わるようにすること。