電験2種過去問【2021年電力 問5】

【発電機一般】火力発電所の非常電源設備《空所問題》

 次の文章は、火力発電所に用いられる非常電源設備に関する記述である。文中の\(\fbox{空所欄}\)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。
 火力発電所において外部の交流電源が喪失した場合でもユニットを\(\fbox{(1)}\)停止させるための非常用電源として直流、交流電源が設置されている。
 直流電源として蓄電池が使用され、その負荷としては、重要な\(\fbox{(2)}\)、及び必要最小限の非常用電動機負荷がある。
 蓄電池の容量は停電中に供給する負荷並びに停電の\(\fbox{(3)}\)を想定し、更に経年変化、温度変化、電圧降下を勘案して決定される。
 交流電源については、主に\(\fbox{(4)}\)やガスタービン発電機が設置され、その負荷としては、タービン油ポンプ、ターニングギアモータ、\(\fbox{(5)}\)などがある。

[問5の解答群]
(イ)\( \displaystyle \text{発電機励磁電源}\) (ロ)\( \displaystyle \text{瞬時に}\)       (ハ)\( \displaystyle \text{無停電電源装置}\)

(ニ)\( \displaystyle \text{ゆっくりと}\)   (ホ)\( \displaystyle \text{保護・制御回路}\)   (ヘ)\( \displaystyle \text{頻度}\)

(ト)\( \displaystyle \text{復水ポンプ}\)   (チ)\( \displaystyle \text{給水ポンプ}\)     (リ)\( \displaystyle \text{ディーゼル発電機}\)

(ヌ)\( \displaystyle \text{安全に}\)     (ル)\( \displaystyle \text{ガスエンジン発電機}\) (ヲ)\( \displaystyle \text{密封油ポンプ}\)

(ワ)\( \displaystyle \text{継続時間}\)    (カ)\( \displaystyle \text{時期}\)        (ヨ)\( \displaystyle \text{循環水ポンプ}\)

解答と解説はこちら

解答

(1):(ヌ)
(2):(ホ)
(3):(ワ)
(4):(リ)
(5):(ヲ)

解説

 火力発電所において外部の交流電源が喪失した場合でもユニットを\(\fbox{安全に}\)停止させるための非常用電源として直流、交流電源が設置されている。
 直流電源として蓄電池が使用され、その負荷としては、重要な\(\fbox{保護・制御電源}\)、及び必要最小限の非常用電動機負荷がある。
 蓄電池の容量は停電中に供給する負荷並びに停電の\(\fbox{継続時間}\)を想定し、更に経年変化、温度変化、電圧降下を勘案して決定される。
 交流電源については、主に\(\fbox{ディーゼル発電機}\)やガスタービン発電機が設置され、その負荷としては、タービン油ポンプ、ターニングギアモータ、\(\fbox{密封油ポンプ}\)などがある。

※火力発電機が安全に停止したあとも、タービン保護の目的でターニング装置(ターニングギアモータ)を駆動する必要がある。ターニング装置は、タービン停止中に高温のロータが曲がることを防止するため、ロータを低速で回転させる装置である。

※蒸気タービンをターニング装置で回転するために、タービン軸受油を循環させる必要がある。(タービン油ポンプ)

※一般的に大容量発電機は水素冷却方式であるため、発電機内の水素ガスが軸に沿って機外に漏れるのを防止する密封油装置(密封油ポンプ)を備えている。