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電験3種過去問【2018年法規 問3】

2022年4月24日

【電気設備技術基準】地中電線路等に関する記述《空所問題》

 次の文章は、「電気設備技術基準」における(地中電線等による他の電線及び工作物への危険の防止)及び(地中電線路の保護)に関する記述である。

  1.  地中電線、屋側電線及びトンネル内電線その他の工作物に固定して施設する電線は、他の電線、弱電流電線又は管(以下、「他の電線等」という。)と【(ア)】し、又は交さする場合には、故障時の【(イ)】により他の電線等を損傷するおそれがないように施設しなければならない。ただし、感電又は火災のおそれがない場合であって、【(ウ)】場合は、この限りでない。
  2.  地中電線路は、車両その他の重量物による圧力に耐え、かつ、当該地中電線路を埋設している旨の表示等により掘削工事からの影響を受けないように施設しなければならない。
  3.  地中電線路のうちその内部で作業が可能なものには、【(エ)】を講じなければならない。

 上記の記述中の空白個所(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  (ア) (イ) (ウ) (エ)
(1) 接触 短絡電流 取扱者以外の者が容易に触れることがない 防火措置
(2) 接近 アーク放電 他の電線等の管理者の承諾を得た 防火措置
(3) 接近 アーク放電 他の電線等の管理者の承諾を得た 感電防止措置
(4) 接触 短絡電流 他の電線等の管理者の承諾を得た 防火措置
(5) 接近 短絡電流 取扱者以外の者が容易に触れることがない 感電防止措置

解答と解説はこちら

解答 

(2)

解説

  1.  【電気設備技術基準 第三十条】地中電線等による他の電線及び工作物への危険の防止
    地中電線、屋側電線及びトンネル内電線その他の工作物に固定して施設する電線は、他の電線、弱電流電線又は管(以下、「他の電線等」という。)と(ア)接近し、又は交さする場合には、故障時の(イ)アーク放電により他の電線等を損傷するおそれがないように施設しなければならない。ただし、感電又は火災のおそれがない場合であって、(ウ)他の電線等の管理者の承諾を得た場合は、この限りでない。
  2.  【電気設備技術基準 第四十七条】地中電線路の保護
    地中電線路は、車両その他の重量物による圧力に耐え、かつ、当該地中電線路を埋設している旨の表示等により掘削工事からの影響を受けないように施設しなければならない。
  3.  【電気設備技術基準 第四十七条】地中電線路の保護
    地中電線路のうちその内部で作業が可能なものには、(エ)防火措置を講じなければならない。