電験3種過去問【2022年(上期)電力 問6】
【送電】電力系統の電圧調整に関する記述《正誤問題》
電力系統の電圧調整に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
- 線路リアクタンスが大きい送電線路では、受電端において進相コンデンサを負荷に並列することで、受電端での進み無効電流を増加させ、受電端電圧を上げることができる。
- 送電線路において送電端電圧と受電端電圧が一定であるとすると、負荷の力率が変化すれば受電端電力が変化する。このため、負荷が変動しても力率を調整することによって受電端電圧を一定に保つことができる。
- 送電線路での有効電力の損失は電圧に反比例するため、電圧調整により電圧を高めに運用することが損失を減らすために有効である。
- 進相コンデンサは無効電力を段階的にしか調整できないが、静止型無効電力補償装置は無効電力の連続的な調整が可能である。
- 電力系統の電圧調整には調相設備と共に、発電機の励磁調整による電圧調整が有効である。
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