Loading [MathJax]/jax/output/HTML-CSS/autoload/menclose.js
// google adsence用 電験2種過去問【2017年機械 問7】 | 電気主任技術者のいろは

電験2種過去問【2017年機械 問7】

2022年8月23日

【電気化学】水の電気分解《空所問題》

 次の文章は、水の電気分解に関する記述である。文中の\fbox{空所欄}に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。
 電力を大量に貯蔵・輸送するために水を電気分解して水素を製造することが検討されている。水酸化カリウム水溶液などの塩基性の電解質を用いた時のカソード上の反応は、
 
2H_2O+2e^-\to H_2+\fbox{(1)}OH^-
であり、水素の製造量は電気分解中に通電した電気量に比例する。これは電気分解に関する\fbox{(2)}の法則に従った現象である。電気素量を1.602\times10^{-19}C、アボガドロ定数を6.022\times10^{23}mol^{-1}とすると、0℃、1気圧(=101.33kPa)で22.4L(=2.24\times10^{-2}m^3)の水素を製造するのに必要な電気量は\fbox{(3)}Cである。アノードではカソードで生成したOH^-\fbox{(4)}して\fbox{(5)}を生成する。

[問7の解答群]

\small{\begin{array}{ccc} (イ)&9.65\times10^4&(ロ)&フレミング&(ハ)&酸素\\ (ニ)&1.93\times10^5&(ホ)&還元&(ヘ)&酸化\\ (ト)&1&(チ)&窒素&(リ)&2\\ (ヌ)&ファラデー&(ル)&中和&(ヲ)&ヘス\\ (ワ)&3.86\times10^5&(カ)&3&(ヨ)&過酸化水素\\ \end{array}}

解答と解説はこちら

解答

\small{\begin{array}{cc} \hline(1)&(リ)&2\\ \hline(2)&(ヌ)&ファラデー\\ \hline(3)&(ニ)&1.93\times10^5\\ \hline(4)&(ヘ)&酸化\\ \hline(5)&(ハ)&酸素\\ \hline\end{array}}

解説

 電力を大量に貯蔵・輸送するために水を電気分解して水素を製造することが検討されている。水酸化カリウム水溶液などの塩基性の電解質を用いた時のカソード上の反応は、
 
2H_2O+2e^-\to H_2+\fbox{(リ)2}OH^-
であり、水素の製造量は電気分解中に通電した電気量に比例する。これは電気分解に関する\fbox{(ヌ)ファラデー}の法則に従った現象である。電気素量を1.602\times10^{-19}C、アボガドロ定数を6.022\times10^{23}mol^{-1}とすると、0℃、1気圧(=101.33kPa)で22.4L(=2.24\times10^{-2}m^3)の水素を製造するのに必要な電気量は

標準状態(0℃、1気圧)でのモル体積は22.4Lであるので、1mol当たり6.022\times10^{23}個の水素分子の体積は22.4Lである。6.022\times10^{23}個の水素分子を生成するのに必要な電子は、上述反応式より、2molつまり2\times6.022\times10^{23}個である。つまり必要な電気量は

1.602\times10^{-19}\times2\times6.022\times10^{23}=(ニ)1.93\times10^5Cである。

アノードではカソードで生成したOH^-\fbox{(ヘ)酸化}して\fbox{(ハ)酸素}を生成する。