解答
(1)電気工作物の保全について、技術的見地からその必要性(目的)について述べよ。
電気工作物の事故等の発生により、公共の安全や電力の安定供給等が脅かされるので、常に法令で定める技術基準に適合するよう、その性能等を維持すると共に、事故の未然防止を図ることが必要であり、それが保全の目的となる。
(2)保全方式は、事後保全(CM:Corrective Maintenance)と予防保全(PM:Preventive Maintenance)に大別される。
- 事後保全方式について説明せよ。
故障停止又は著しい性能低下に至ってから修理を行う保全方式であり、通常事後保全と緊急保全とに管理上、分類できる。
- 予防保全方式のうち、定期保全方式について説明せよ。
従来の経験又は、その電気工作物の特性から一定期間の周期を定めて点検を行い、定期的に分解・清掃又は部品交換や補修を行い、突発事故を未然に防ぐ保全方式をいう。
- 予防保全方式のうち、予知保全(状態監視保全)方式を採用する利点(メリット)を二つ述べよ。
① 機器・設備の劣化状態を把握できるので、無駄な交換が不要となり、保全費用を低減できる。
② 機器・設備の異常兆候の早期発見や予測などが可能であり、機器の故障やシステム停止を未然に防止できる。
③ 機器の劣化による機能低下を検知することができ、システムの機能及び性能の低下を防止できる。
解説
なし
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