電験2種過去問【2018年法規 問2】
【電気設備技術基準の解釈】地絡遮断装置の施設《空所問題》
次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」における、地絡遮断装置の施設に関する記述である。文中の\(\fbox{空所欄}\)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。
- 高圧又は特別高圧の電路と変圧器によって結合される、使用電圧が\(\fbox{(1)}\)Vを超える低圧の電路には、電路に地絡を生じたときに自動的に電路を遮断する装置を施設すること。ただし、当該低圧電路が次のいずれかのものである場合はこの限りでない。
- 発電所又は変電所若しくはこれに準ずる場所にある電路
- 電気炉、電気ボイラー又は電解槽であって、大地から絶縁することが技術上困難なものに電気を供給する\(\fbox{(2)}\)の電路
- 高圧又は特別高圧の電路には、表の左欄に掲げる箇所又はこれに近接する箇所に、同表中欄に掲げる電路に地絡を生じたときに自動的に電路を遮断する装置を施設すること。ただし、同表右欄に掲げる場合はこの限りでない。
表
地絡遮断装置を施設する箇所 | 電路 | 地絡遮断装置を施設しなくても良い場合 |
発電所又は変電所若しくはこれに準ずる場所の引出口 | 発電所又は変電所若しくはこれに準ずる場所から引出される電路 | 発電所又は変電所相互間の電線路が、いずれか一方の発電所又は変電所の母線の延長とみなされるものである場合において、\(\fbox{(3)}\)を母線に施設すること等により、当該電線路に地絡を生じた場合に\(\fbox{(4)}\)側の電路を遮断する装置を施設するとき |
他の者から供給を受ける受電点 | 受電点の負荷側の電路 | 他の者から供給を受ける電気を全てその受電点に属する受電場所において\(\fbox{(5)}\)し、又は使用する場合 |
配電用変圧器(単巻変圧器を除く。)の施設箇所 | 配電用変圧器の負荷側の電路 | 配電用変圧器の負荷側に地絡を生じた場合に、当該配電用変圧器の施設箇所の\(\fbox{(4)}\)側の発電所又は変電所で当該電路を遮断する装置を施設するとき |
(備考)引出口とは、常時又は事故時において、発電所又は変電所若しくはこれに準ずる場所から電線路へ電流が流出する場所をいう。
[問2の解答群]
\(\small{\begin{array}{ccc}
(イ)&一次 &(ロ)&変成 &(ハ)&送電 \\
(ニ)&リアクトル装置&(ホ)&計器用変成器&(ヘ)&300 \\
(ト)&二次 &(チ)&専用 &(リ)&150 \\
(ヌ)&60 &(ル)&電源 &(ヲ)&検電装置\\
(ワ)&配電 &(カ)&屋内 &(ヨ)&構内 \\
\end{array}}\)
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