解答
(a):(2)
(b):(5)
解説
(a)FF回路に関する記述
(1)RS-FFにおいては、クロックパルスの動作タイミングで入力RとSがそれぞれ1と0の場合に0を、入力RとSがそれぞれ0と1の場合に1を出力する。入力RとSを共に1とすることは禁止されている。正しい。
\(\small{\begin{array}{|cc|c|c|}
\hline 入力&&出力&状態\\
S^n&R^n&Q^{n+1}&\\
\hline 0&0&Q^{n}&記憶\\
\hline 0&1&0&リセット\\
\hline 1&0&1&セット\\
\hline 1&1&禁止&禁止\\
\hline\end{array}}\)
(2)JK-FFにおいては、クロックパルスの動作タイミングで入力JとKがそれぞれ1と0の場合に1を、入力JとKがそれぞれ0と1の場合に0を出力し、入力JとKが共に1の場合には出力を(誤)保持⇒(正)反転する。
\(\small{\begin{array}{|cc|c|c|}
\hline 入力&&出力&状態\\
J&K&Q^{n+1}&\\
\hline 0&0&Q^n&記憶\\
\hline 0&1&0&リセット\\
\hline 1&0&1&セット\\
\hline 1&1&\bar{Q^n}&反転\\
\hline\end{array}}\)
(3)T-FFは、クロックパルスの動作タイミングにおいて、出力を反転する。正しい。
\(\small{\begin{array}{|c|c|}
\hline 入力&出力\\
T&Q^{n+1}\\
\hline 0&Q^n\\
\hline 1&\bar{Q^n}\\
\hline\end{array}}\)
(4)D-FFは、クロックパルスの動作タイミングにおいて、入力Dと一致した出力を行う。正しい。
\(\small{\begin{array}{|c|c|}
\hline 入力&出力\\
D^n&Q^{n+1}\\
\hline 0&0\\
\hline 1&1\\
\hline\end{array}}\)
(5)FFの用途として、カウンタ回路やレジスタ回路などがある。正しい。
(b)クロックパルスの立下りで動作する二つのT-FFを用いた4進カウンター回路である。この回路において、クロックパルスCに対する回路の出力Q1及びQ2のタイムチャートは(5)が正しい。
クロックパルスCの立下りで、Q1は状態変化する。また、Q1の立下りでQ2も状態変化する。
題意の回路は、4進カウンターとなっており、クロックパルスごとに0~3までカウントする。
\(\small{\begin{array}{|cc|c|}
\hline Q_2&Q_1&10進数\\
\hline 0&0&0\\
\hline 0&1&1\\
\hline 1&0&2\\
\hline 1&1&3\\
\hline\end{array}}\)
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