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電験3種過去問【2011年電力 問7】

2022年4月24日

【送電】送配電線路での過電圧に関する記述《空所問題》

 次の文章は、送配電線路での過電圧に関する記述である。
 送配電系統の運転中には、様々な原因で、公称電圧ごとに定められている最高電圧を超える異常電圧が現れる。このような異常電圧は過電圧と呼ばれる。
 過電圧は、その発生原因により、外部過電圧と内部過電圧に大別される。
 外部過電圧は主に自然雷に起因し、直撃雷、誘導雷、逆フラッシオーバに伴う過電圧などがある。このうち一般の配電線路で発生頻度が最も多いのは【(ア)】に伴う過電圧である。
 内部過電圧の代表的なものとしては、遮断器や断路器の動作に伴って発生する【(イ)】過電圧や、【(ウ)】時の健全相に現れる過電圧、さらにはフェランチ現象による過電圧などがある。
 また、過電圧の波形的特徴から、外部過電圧や、内部過電圧のうちの【(イ)】過電圧は【(エ)】過電圧、【(ウ)】やフェランチ現象に伴うものなどは【(オ)】過電圧と分類されることもある。

 上記の記述中の空白個所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  (ア) (イ) (ウ) (エ) (オ)
(1) 誘導雷 開閉 一線地絡 サージ性 短時間交流
(2) 直撃雷 アーク間欠地絡 一線地絡 サージ性 短時間交流
(3) 直撃雷 開閉 三相短絡 短時間交流 サージ性
(4) 誘導雷 アーク間欠地絡 混触 短時間交流 サージ性
(5) 逆フラッシオーバ 開閉 混触 短時間交流 サージ性

解答と解説はこちら

解答 

(1)

解説

 送配電系統の運転中には、様々な原因で、公称電圧ごとに定められている最高電圧を超える異常電圧が現れる。このような異常電圧は過電圧と呼ばれる。
 過電圧は、その発生原因により、外部過電圧と内部過電圧に大別される。
 外部過電圧は主に自然雷に起因し、直撃雷、誘導雷、逆フラッシオーバに伴う過電圧などがある。このうち一般の配電線路で発生頻度が最も多いのは(ア)誘導雷に伴う過電圧である。
 内部過電圧の代表的なものとしては、遮断器や断路器の動作に伴って発生する(イ)開閉過電圧や、(ウ)一線地絡時の健全相に現れる過電圧、さらにはフェランチ現象による過電圧などがある。
 また、過電圧の波形的特徴から、外部過電圧や、内部過電圧のうちの(イ)開閉過電圧は(エ)サージ性過電圧、(ウ)一線地絡やフェランチ現象に伴うものなどは(オ)短時間交流過電圧と分類されることもある。