// google adsence用 電験1種過去問【2022年電力 問3】 | 電気主任技術者のいろは

電験1種過去問【2022年電力 問3】

2024年4月14日

【送電】送電線の誘導障害に関する記述《論説問題》

 次の文章は、送電線の誘導障害に関する記述である。文中の【   】、に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。
 送電線と通信線が接近交差している区間が長くなると、通信線に対して【(1)】あるいは電磁誘導などの誘導障害を及ぼすことがある。【(1)】は送電線と通信線の【(2)】によって定まるため、送電線の【(3)】が不十分のときは常時においても通信線に【(1)】電圧が生じ通信障害となる。
 電磁誘導は、送電線に過大な【(4)】故障電流が流れたときに、通信線に大きな電磁誘導電圧を生じ、通信線の作業員への危害や通信機器を破壊する障害を与える恐れがある。
 【(1)】を低減するための対策としては、送電線地上高の増加や、遮へい設備の施設、2回線垂直配列の送電線では【(5)】の採用が行われる。

[問3の解答群]
解答と解説はこちら

解答

(1):(ヨ)
(2):(チ)
(3):(イ)
(4):(ロ)
(5):(ワ)

解説

 送電線と通信線が接近交差している区間が長くなると、通信線に対して【(1)静電誘導】あるいは電磁誘導などの誘導障害を及ぼすことがある。【(1)静電誘導は送電線と通信線の【(2)相互の位置】によって定まるため、送電線の【(3)ねん架】が不十分のときは常時においても通信線に【(1)静電誘導電圧が生じ通信障害となる。
 電磁誘導は、送電線に過大な【(4)地絡】故障電流が流れたときに、通信線に大きな電磁誘導電圧を生じ、通信線の作業員への危害や通信機器を破壊する障害を与える恐れがある。
 【(1)静電誘導を低減するための対策としては、送電線地上高の増加や、遮へい設備の施設、2回線垂直配列の送電線では【(5)逆相配列】の採用が行われる。

 送電線の誘導障害に関する記述です。一種としては、基本的な内容であり、易しい部類です。完答を目指したい問題です。


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