// google adsence用 電験2種過去問【2018年電力管理 問6】 | 電気主任技術者のいろは

電験2種過去問【2018年電力管理 問6】

2022年8月30日

【送電】送配電系統の中性点接地方式《記述問題》

 次の問は、送配電系統の中性点接地方式に関するものである。
(1)中性点接地方式には、①非接地方式、②直接接地方式、③抵抗接地方式、④消弧リアクトル接地方式などがある。
 我が国の以下の電圧の送配電系統に対し、上記のうちどの中性点接地方式が広く用いられているか答えよ。
 a 高圧配電系統
 b 154kVの送電系統
(2)消弧リアクトル接地方式の仕組みと目的についてそれぞれ述べよ。
(3)抵抗接地方式について、直接接地方式と比較した場合の長所、短所をそれぞれ一つずつ述べよ。

解答と解説はこちら

解答

(1)中性点接地方式には、①非接地方式、②直接接地方式、③抵抗接地方式、④消弧リアクトル接地方式などがある。
 我が国の以下の電圧の送配電系統に対し、上記のうちどの中性点接地方式が広く用いられているか答えよ。
 a 高圧配電系統
 ⇒①非接地方式
 b 154kVの送電系統
 ⇒②抵抗接地方式

(2)消弧リアクトル接地方式の仕組みと目的についてそれぞれ述べよ。

(仕組み)
 1線地絡時に故障点から大地を通って、対地静電容量に流れ込む電流を打ち消すようなインダクタンスをもつ消弧リアクトルを中性点に設置し並列共振回路とすることで、地絡故障時のアークを消弧する。

(目的)
 線路を遮断せず、そのまま電力の供給を続けること。

(3)抵抗接地方式について、直接接地方式と比較した場合の長所、短所をそれぞれ一つずつ述べよ。
 以下のうち、長所、短所それぞれ1項目記載してあればよい。

(長所)

  1. 抵抗接地方式は直接接地方式に比べ、地絡故障時の電流が小さいため、通信線に対する電磁誘導障害が少ない。
  2. 抵抗接地方式は直接接地方式に比べ、地絡故障時の電流が小さいため、機器や故障点に与える機械的ショックが小さい。
  3. 抵抗接地方式は直接接地方式に比べ、地絡故障時の過渡安定度が大きい。

(短所)

  1. 抵抗接地方式は直接接地方式に比べ、地絡時の健全相の電圧上昇が大きく機器の絶縁レベルを高くとる必要がある。
  2. 抵抗接地方式は直接接地方式に比べ、接地機器の価格が高い。
  3. 抵抗接地方式は事故時の地絡電流を抑制するので、地絡リレーの事故検出機能は直接接地方式に比べ低い。

解説

なし