// google adsence用 電験1種過去問【2022年機械制御 問4】 | 電気主任技術者のいろは

電験1種過去問【2022年機械制御 問4】

2024年9月7日

【自動制御】古典制御におけるフィードバック制御系の解析《計算問題》

 図に示すフィードバック制御系について、次の問に答えよ。ただし、R(s)は目標値、Y(s)は制御量、E(s)は制御偏差、Z(s)は積分器の出力であり、時間信号r(t)、y(t)、e(t)、z(t)をそれぞれラプラス変換したものである。また、K₁、K₂は定数である。
(1)目標値R(s)から制御量Y(s)までの伝達関数TYR(s)を求めよ。
(2)TYR(s)を二次遅れ要素の標準形で表したときの減衰係数をζ=0.5、固有角周波数ωn=10rad/sとするためのK₁、K₂の値を求めよ。
(3)目標値R(s)から制御偏差E(s)までの伝達関数TER(s)を求めよ。このとき、小問(2)のK₁、K₂を用いよ。
(4)小問(3)の結果を用いて、目標値R(s)を単位ランプ変化させたときの定常速度偏差evをラプラス変換の最終値の定理を適用して求めよ。
(5)小問(3)の結果を用いて、目標値R(s)を単位ランプ変化させたときの制御偏差の時間応答e(t)を計算せよ。その上で、e(∞)を求め、小問(4)で求めたevと一致することを確かめよ。

解答と解説はこちら

解答

公式標準解答

解説

 自動制御のなかでも、古典制御からの出題です。一種では現代制御が出題されることが多いので、ラッキー問題ともいえます。基本的な内容で構成されているため、確実に得点源としたい問題です。(5)の部分分数への分解と逆ラプラス変換がやや難解です。

難易度3(★★★☆☆)


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