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電験2種過去問【2021年電力管理 問5】

2022年8月30日

【配電】地中送電線の絶縁劣化診断法と事故点測定法《記述問題》

 地中送電線の絶縁劣化診断法と事故点測定法について、次の問に答えよ。
(1)表1は、CVケーブルの絶縁劣化である水トリーに関する絶縁劣化診断法についての記述である。表中の(A)~(D)に当てはまる適切な語句についてそれぞれ答えよ。
(2)表2は、地中送電線の事故点測定法である「マーレーループ法」と「パルスレーダー法(送信形パルス法)」の原理並びにそれぞれの長所並びに短所についての記述である。表中の(E)~(I)に当てはまる適切な語句についてそれぞれ答えよ。

表1

絶縁劣化診断法 原理
損失電流法  水トリー劣化ケーブルの充電電流の中に、課電電圧と同位相の損失電流成分が含まれることから、この損失分を測定し劣化の状況を把握する手法である。劣化したケーブルの測定波形は\fbox{(A)}歪みが観測される。
\fbox{(B)}電荷法  最初に\fbox{(C)}課電によって水トリー部に電荷を蓄積させ、次に\fbox{(D)}課電で蓄積した電荷を放電させる、\fbox{(C)}課電と\fbox{(D)}課電を組み合わせた手法である。検出された電荷の量は、水トリーの数や長さによって変化するため水トリーの発生状況を検知することができる。

表2

事故点測定法 原理 長所 短所
マーレーループ法 \fbox{(E)}の原理により、事故点までの抵抗値を高精度に測定する方法である。 ・導体抵抗を利用した\fbox{(E)}法のため、測定精度が高く、誤差は1%程度以下である。
・ケーブル事故の多くが\fbox{(F)}地絡であるため、適用範囲、使用実績が最も多い。
\fbox{(G)}事故に適用できない。
\fbox{(H)}同時地絡事故のように並行健全相がない場合、測定は困難である。
パルスレーダー法(送信形パルス法) 事故ケーブルにパルス電圧を加え、健全相と異なるサージインピーダンスをもつ事故点からの\fbox{(I)}パルスを検知して、パルスの伝搬時間を測定し、事故点までの距離を求める方法である。 ・並行健全相が不要であるので、\fbox{(H)}同時地絡事故の測定に適している。
・線路こう長がはっきりしていない場合でも測定できる。
・測定操作、パルス波形の判読に熟練を必要とする。
・測定精度が若干低い。(誤差は一般的に2~5%)

解答と解説はこちら

解答

表1

絶縁劣化診断法 原理
損失電流法  水トリー劣化ケーブルの充電電流の中に、課電電圧と同位相の損失電流成分が含まれることから、この損失分を測定し劣化の状況を把握する手法である。劣化したケーブルの測定波形は\fbox{(A)高調波}歪みが観測される。
\fbox{(B)残留}電荷法  最初に\fbox{(C)直流}課電によって水トリー部に電荷を蓄積させ、次に\fbox{(D)交流}課電で蓄積した電荷を放電させる、\fbox{(C)直流}課電と\fbox{(D)交流}課電を組み合わせた手法である。検出された電荷の量は、水トリーの数や長さによって変化するため水トリーの発生状況を検知することができる。

表2

事故点測定法 原理 長所 短所
マーレーループ法 \fbox{(E)ホイートストンブリッジ}の原理により、事故点までの抵抗値を高精度に測定する方法である。 ・導体抵抗を利用した\fbox{(E)ホイートストンブリッジ}法のため、測定精度が高く、誤差は1%程度以下である。
・ケーブル事故の多くが\fbox{(F)1線}地絡であるため、適用範囲、使用実績が最も多い。
\fbox{(G)断線}事故に適用できない。
\fbox{(H)三相}同時地絡事故のように並行健全相がない場合、測定は困難である。
パルスレーダー法(送信形パルス法) 事故ケーブルにパルス電圧を加え、健全相と異なるサージインピーダンスをもつ事故点からの\fbox{(I)反射}パルスを検知して、パルスの伝搬時間を測定し、事故点までの距離を求める方法である。 ・並行健全相が不要であるので、\fbox{(H)三相}同時地絡事故の測定に適している。
・線路こう長がはっきりしていない場合でも測定できる。
・測定操作、パルス波形の判読に熟練を必要とする。
・測定精度が若干低い。(誤差は一般的に2~5%)

 

解説

なし