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電験2種過去問【2017年法規 問6】

2022年5月12日

【電気設備技術基準】保安原則《空所問題》

 次の文章は、「電気設備技術基準」に基づく保安原則に関する記述である。文中の\(\fbox{空所欄}\)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。

  1.  電気設備は、感電、火災その他\(\fbox{(1)}\)に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならない。
  2.  変成器内の巻線と当該変成器内の他の巻線との間の絶縁性能は、\(\fbox{(2)}\)を考慮し、絶縁破壊による危険のおそれがないものでなければならない。
  3.  電線、支線、架空地線、弱電流電線等その他の電気設備の保安のために施設する線は、\(\fbox{(3)}\)において断線のおそれがないように施設しなければならない。
  4.  高圧又は特別高圧の電気機械器具は、\(\fbox{(4)}\)が容易に触れるおそれがないように施設しなければならない。ただし、接触による危険のおそれがない場合は、この限りでない。
  5.  電路の必要な箇所には、過電流による過熱焼損から電線及び電気機械器具を保護し、かつ、火災の発生を防止できるよう、過電流遮断器を施設しなければならない。ここで過電流遮断器とは、高圧及び特別高圧では、\(\fbox{(5)}\)及び遮断器が該当する。

[問6解答群]

\(\small{\begin{array}{ccc}
(イ)&取扱者以外の者     &(ロ)&最大使用電圧       \\
(ハ)&技術員         &(ニ)&開閉器          \\
(ホ)&ヒューズ        &(ヘ)&事故時に想定される異常電圧\\
(ト)&異常に氷雪が付着した状態&(チ)&取扱者          \\
(リ)&災害時         &(ヌ)&定格電圧         \\
(ル)&電気主任技術者以外の者 &(ヲ)&通常の使用状態      \\
(ワ)&GR付きPAS         &(カ)&電気工作物        \\
(ヨ)&人体          \\
\end{array}}\)

解答と解説はこちら

解答

\(\small{\begin{array}{cc}
\hline(1)&(ヨ)&人体           \\
\hline(2)&(ヘ)&事故時に想定される異常電圧\\
\hline(3)&(ヲ)&通常の使用状態      \\
\hline(4)&(イ)&取扱者以外の者      \\
\hline(5)&(ホ)&ヒューズ         \\
\hline\end{array}}\)

解説

【電気設備技術基準 第三節(保安原則)】より抜粋

  1.  電気設備は、感電、火災その他\(\fbox{(ヨ)人体}\)に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならない。
    【電気設備技術基準 第四条(電気設備における感電、火災等の防止)】

  2.  変成器内の巻線と当該変成器内の他の巻線との間の絶縁性能は、\(\fbox{(ヘ)事故時に想定される異常電圧}\)を考慮し、絶縁破壊による危険のおそれがないものでなければならない。
    【電気設備技術基準 第五条(電路の絶縁)】

  3.  電線、支線、架空地線、弱電流電線等その他の電気設備の保安のために施設する線は、\(\fbox{(ヲ)通常の使用状態}\)において断線のおそれがないように施設しなければならない。
    【電気設備技術基準 第六条(電線等の断線の防止)】

  4.  高圧又は特別高圧の電気機械器具は、\(\fbox{(イ)取扱者以外の者}\)が容易に触れるおそれがないように施設しなければならない。ただし、接触による危険のおそれがない場合は、この限りでない。
    【電気設備技術基準 第九条(高圧又は特別高圧の電気機械器具の危険の防止)】

  5.  電路の必要な箇所には、過電流による過熱焼損から電線及び電気機械器具を保護し、かつ、火災の発生を防止できるよう、過電流遮断器を施設しなければならない。
    【電気設備技術基準 第十四条(過電流からの電線及び電気機械器具の保護対策)】

    ここで過電流遮断器とは、高圧及び特別高圧では、\(\fbox{(ホ)ヒューズ}\)及び遮断器が該当する。
    【電気設備技術基準の解釈 第34条(高圧又は特別高圧の電路に施設する過電流遮断器の性能等)】