子連れも大満足!湯郷温泉「季譜の里」へ宿泊【岡山県】
岡山県の美作市にある湯郷温泉「季譜の里」へ行ってきました。宿泊の感想や、いろいろなおもてなしと感動体験がありましたので、紹介しておきます。
おばさんの還暦祝いと、自分たちの結婚10周年のお祝い(として招待してもらった)のために、実は1年前からこの日を予約しておりました。親、僕たち家族、妹家族の3家族揃っての宿泊となります。
駐車場につくと、気さくなおじ(い)さん(カーボーイ?)がお出迎え。こどもたちに気さくに話しかけてくれます。こどもたちを楽しませながら荷物もロビーまで運んでくれました。3家族で宿泊の旨をちゃんと把握していて、「お連れ様は先にお着きですよ~」とかおしゃべりしつつの移動。
玄関口には非日常の雰囲気が漂っています。
記念に子供たちとぱしゃり!
土間から広がる総畳敷きのロビーは圧巻でした。
玄関などにはお香が焚いてあり、思わず「いい香り~」と。ただし子供たちは「変な匂い」「くさい」と不評でしたが、無理もない、家でお香なんて焚いたことないからね。
また「季譜の里」の売りでもあるのですが、至る所に活花や陶器などが飾ってあり、総畳敷きの和風な雰囲気に彩りを追加してくれていて、さらにワンランク上の空間を体験することができます。
フロントでは大きな松の木がお出迎え。
喫茶に置かれた木製家具が見事に調和しています。
センスのよい器が各所に装飾してあります。
エレベーターホールには一番目を引く活花がありました。
どうでもよいですが、お土産コーナーは試食可能という充実ぶり(笑)
チェックインを待つ間は、畳ロビーの喫茶からウェルカムティー(黒豆茶)とお茶うけがいただけます。
こどもにはジュースと黒豆のお菓子を出していただけました。
3家族が揃うまでしばらく待ちあいます。
全員揃ったところで、フロント前の松をかりて記念撮影させていただきました。
食事時間の確認や、館内施設の説明を受けたら、部屋まで係りの方が案内してくれます。荷物も持っていただき助かりました。毎回そのうなのかは分かりませんが、ここで案内してくれた方が夕食も、朝食もずっと奉仕をしてくださり、ホスピタリティを感じたのはもちろんですが、安心感すら感じることができました。
泊まったお部屋です。
館内は総畳敷きで裸足での移動も可能です。客室には浴衣や作務衣が準備されているほか、足袋や子供用の浴衣も当日の案内でサイズをヒアリングして頂き、ぴったりのものをもってきて頂けました。また、女性用の浴衣は複数種類の色が準備されていて好みのものを選ぶことができるという、おしゃれなはからいもあります。
定番の客室菓子も複数種用意されておりこどもたちは大喜び。
大人のみの部屋は飾り品等が違うようで、子供ははいらないようにと釘をさされました。
大人のみの部屋です。何が違うのでしょう?装飾品やチェアの有無?
しばらく湯郷温泉街を散策
からくり時計は30分刻みで、見に行きました。おもっていたのとは違ったからくりで寒い中でしたが楽しめました。
湯郷温泉街は温泉街と聞いてイメージするようなお土産店が立ち並んでというような感じではなく、落ち着いた雰囲気です。旅館のおもてなしを純粋に楽しめますね。
お風呂は写真に写せないので、旅館のパンフレットからイメージしてください。
何といってもよかったのが、薬石蒸風呂です。岩盤浴の岩盤が薬石に変わったような低温サウナで、高温サウナが苦手な僕としては低温でじっくり汗をかける、おまけに寝転んでぐっすりとできるのは本当によかったです。その他露天風呂や屋内の大浴場もしっかり満足できる温泉です。
脱衣所にはバスタオルやハンドタオルも準備されているため、お風呂へは手ぶらで向かえます。そして脱衣所をでたところには2台の最新マッサージ器が!日ごろの疲れもすっかり癒してくれます。
夕飯は2Fの座敷に移動し、3家族のため座敷が仕切られ個室状態でした。
お祝いだったのでサプライズで持参ケーキを出していただくという演出も快く引き受けてくださり…照明が暗くなる…そしてケーキの登場!
完璧です、ありがとうございました。
そして定番の赤いちゃんちゃんこで記念撮影をすませ、おししい会席料理です。
子供用の食事も豪華でした。
それでは会席料理を目でお楽しみください、失礼いたします。
会席の献立です。
前菜
造里
蓋物
焼物
強肴
天麩羅と酢物
御飯と香物と留椀
水菓子
ひと足さきに食べ終わって退屈し始めるこどもたちには「ぬりえ」を出してくれました。これで大人たちはゆっくりと(とはいかないけれど)食事を続けられます。
食事途中には還暦のお祝いの記念品の贈呈式、似顔絵やコート、ランニングシューズを皆から渡しました。僕たちは夫婦箸を頂きました。
食べ終わり、戯れるこどもたち…座敷が広くて個室なのでしっかり遊んでいました。
料理が終わって部屋に帰ると…もちろん布団が敷かれています。
そしてバタンキュー!妻曰く5分で寝ていたそうです。ごめんなさい。
翌朝
雲海を見れるバスが朝でているようで、妻は行きたがったのですが、子供たちも3人いるし今回はあきらめました。またのチャンスを願って、おたのしみはとっておいたほうがいいですからね。先着25名で前日18時までの事前申し込みが必要です。
翌朝、長男はもう風呂に行かないとのことで、ひとりで朝風呂をゆっくり浴びて、部屋に帰ると起きたての次女が「風呂に行きたい!」二度寝ならぬ二度風呂でした。ただ次女は数分ずついろいろな風呂を行き来したあとは、「もう出る」とのことで、すぐに部屋にもどりそのまま朝食へ。
昨晩と同じ座敷での朝食でした。おかずが多くてご飯がすすむメニューだったのでたくさんお代わりをしました。
めずらしい黒豆納豆(中央上)があり、柚子椀の中の柚子もろみ味噌と合わせて食べるそうです。
魚は焼いて食べます。新鮮でおいしい。
お椀は自家製豆腐です。子供用の椀からは生姜が抜いてありました。
こどもたちの朝食も豪華!
子供たちののこりを浚えたりして、結局ごはんを5杯も食べちゃいました。いや~食べすぎでしょ!
朝食後に、嫌がる長男を無理やり連れて最後の風呂へ。
チェックアウトの支度ができたところでしたが、チェックアウト前に近くのパン屋へ昼食のお買い物。午前中には売り切れてしまうという人気店らしく、実際10時開店のところ10時過ぎに行ったら、数人がもう店からでてきていました。そして店内も次から次へと人が入ってくる。流石は人気店です。
宿へ帰ったら、こんどこそチェックアウトです。駐車場までお見送り(もちろん荷物をもってくれました、ありがとうございます)と車が見えなくなるまで最後まで手を振ってくれていました。いい思い出ができました!本当にありがとうございました。
何よりもよかったのは、どのフロアにいるどの方も、ホスピタリティ満天で、本当に歓迎してもらっていると感じる接客です。駐車場係り、玄関でのお出迎えお見送り、部屋の案内係り、食事の給仕、最後はお部屋の清掃係りの方まで皆さん、気遣いの声かけと笑顔、心温まる接客を頂けました。なかなかここまで徹底していて感動できる宿には出会えないのではないでしょうか?
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません