初めてのソロファミキャンでカメムシ襲来!大佐山オートキャンプ場
初ソロキャンプでカメムシに襲われた事件!「カメムシ」をキーワードに来訪される方が多いようなので、6.闇夜とともにやってきた悪夢(カメムシの悪夢)の部分への目次をつくりました。
目次
基本的には、初めての(無知で)ソロファミキャンに臨む様子がまったり綴られてます。初めての感動…初めての悪夢…目を覆いたくなるような車への荷積み… ベテランキャンパーからすればあたりまえのことばかり…
初心者の初キャンプ、あたたかい目で最後まで読んでみてください。
ドキドキの初ソロキャンプへ
これまでキャンプに連れて行ってもらったり、雑誌のイベントでファミリーキャンプ(食材支給、テント借用)への参加を重ねてきました。
そしてついに完全単独でのファミリーキャンプへ行ってきたので、その失敗や惨劇、よかった事など備忘録的に残しておきたいと思います。
目的地は岡山県北部の大佐山キャンプ場、本来は9月最初の土日で行く予定でしたが、雨でお流れになりました。
ちなみに、大佐山キャンプ場は8日前からキャンセル料発生しますが、3日前に雨天予報であれば、キャンセル料金はとられません。
更に、混雑が予想されるハイシーズンの土日や連休などはファミリーデーという設定があり、予約時に入金が必要でキャンセルすると100%キャンセル料金がとられます。これは、無用な予約を抑制し、本当に大佐山キャンプ場に来たいキャンパーを守るための措置だそうです。
マイテントなどを揃えて、気持ちが高ぶっていた僕たちは雨でのお流れで意気消沈していましたが、運よく翌週末に空きサイトが発生していたため、すかさず予約!ファミリーデーでしたが10日前以降の予約では事前入金は不要とのこと。ただし雨キャンセルでは、1年間有効の次回利用券が配られ、キャンセル料金は発生するとのこと…できればそんな事態は避けたい。
1週間ずっと週間天気予報とにらめっこしていましたが、どうも当日予報はくもりのようで。まあ仕方ないか…が、2日ほど前から雨マークが入り始め、時間予報では初日くもり、翌日は11時から小雨予報。
天気に若干の不安を抱えつつ、そのまま当日へ突入することとなりました。
初心者キャンパーに雨は未知の世界であり、対処不能になることは簡単に想像できます。ただし、一番の敵は天気ではなく…カメムシ!
いざ大佐山へ
準備は万端のつもりで荷積み開始。大体忘れ物はないはずということで出発!ここから初心者の失敗は始まっていました。
途中で北房コスモス産直所で仕入れ(近所のマルナカでも)
野菜が充実しており仕入れます。また季節ものでシャインマスカットや瀬戸ジャイアンツ、ピオーネなどのぶどうがお安く購入できました。
数百メートル離れたところにある山間部にしては異常に大きなスーパーマーケットマルナカでも肉類やスナック類を仕入れます。前回キャンプでは食糧不足に陥ったため、あまらせてもよいので多めに買い込みます。
マルナカの飲食コーナーで軽く昼食をすませ、いざ!大佐山へ
ナビのすけの暴動
我が家の車には10年ほど前の純正カーナビ通称「ナビのすけ」が搭載されています。一方、山間部やここぞというところで活躍するのは最先端グーグルマップのカーナビ機能通称「グーグル先生」です。
途中大佐山キャンプ場の看板とナビのすけに従って進むと、山間部に迷い込んだため、グーグル先生に従い紆余曲折なんとか到着。ガソリンがまあまあぎりぎりで出てきたのに…余計な遠回りをさせられて、この先予定外行動がますますやりにくくなります。
大佐山の急勾配にビビりながら到着
こんな急勾配で更にガソリン消耗!しかし何とか到着です。
初テントと格闘
クラブハウスで受付をすませます。
手続きを待っている間にも、クラブハウス向かいの芝斜面で子供たちがダンボール滑りをしているのをみて「早く滑りたい!」と子供たち。
芝滑りのできる斜面の上が花火の指定場所になっています。
電源BOXと水道用の鍵を受け取りいざサイトへ!
今回ペットサイトしか空きが無く、ペットなしのペットサイト予約でした。周囲にペットは少ないようです。そしてテント配置に悩む…生半可な知識で高いところに設営するが、視線を遮る方向が逆だったかな?トイレの近くでラッキーと思っていましたが、人通りが多い!こちらの視線を遮るべきだった。
さらに設営準備にも手間がかかりました。車への積み込み順が悪くて、とりあえず荷物を広げれるシートを下ろしてものをだしていくべきなのだけど(隣のキャンパーさんを参考)、シートが荷物の奥底ででてこない。湿った地面にシートがでてくるまで荷物を仮おき、シートがでてきたら敷いて、また仮おきの荷物を移動する。結構な手間です。
そして設営開始。ここで一番の問題が!設営のやり方がわからない。みれば分かるだろうとおもっていましたが、やはり初見のシステムだと分からないし自信がない。首を傾げながらの設営は2時間弱もかかってしまい痛い時間のロス。
子供たちはというと、その間クラブハウス前の斜面でダンボール滑り。遊具付近のサイトからクラブハウスまでは、子供たちが遊びながら歩いて10分程度でした。坂もなだらかで一本道なので歩きやすかったです。
大佐山の最大のメリットである遊具で楽しくあそんで時間を過ごしてくれたようです。
食事の準備
続いて料理の準備を開始。火おこし、新聞紙でなかなかつかないなぁ…よし、今回のために手に入れたガスバーナーを使おう!ない!忘れました。あきらめて新聞紙で火おこし完了。
その間妻はダッチオーブン初料理となるポトフの準備。キャベツやポテト、ベーコンなどをなべに放り込んで炭火にかけます。
次にアスパラとポテトのホイル焼きを作ります。これは炭火チーズフォンデュ用。
暗くなるまで、遊んだらここから夕食。
ここで大きな忘れ物。お玉がない。どうやって食べる?ポトフ?最初はスプーンでちびちびすくうもらちがあかない。最後は紙コップをつかってすくうという技で切り抜け、お玉のありがたみを知ったところです。
フランクフルト、焼き鳥、タン塩、厚揚げ焼き、しいたけ、たまねぎ、キャベツ、ピーマンでお腹もふくれ、豚肉カルビ君は自宅用にあいなりました。
テーブル倒壊事故やクーラーボックス内漏ウェルチ事件などをくぐりぬけつつ、子供たちも何とか夕飯を食べていたのですが、ここで今回一番の大事件が!
闇夜とともにやってきた悪夢
タープ内の子供たちを照らすLED照明に大量の虫たちが!大きめの蛾、コオロギ、バッタ、子供曰くトンボ?そして大量のカメムシ!(画像はありません)
タープ内は大混乱と絶叫の巣窟となり、とりあえずタープのシェイドを下ろして虫の侵入を防止。しかし、タープ内部の光をめがけて大量のカナブンその他虫たちがシェイドに集中、更に料理テーブル上のLEDランタンにも大量のカメムシたちが!
できることは、すべての照明をテント・タープから離して、車の上にランタンを置き水道台にLED照明を移動することでそちらに虫たちの注意をひきつける作戦くらいでした。人間たちは遠くから届くわずかな光を頼りに薄暗いなか食事をとることしかできませんでした。
この後、花火に行きますが、帰路でカナブンの不思議な生態に気付いた…(下に続く)
いったん食事が落ち着いたため子供たちのお楽しみの花火へ。花火は指定場所があり、メインコテージ前の滑り台芝の上に上ったところへ防火バケツが準備されています。
子供たちと花火を楽しむも、またも失敗が。風が強くチャッカマンの火がなかなかつかない、そもそもチャッカマンのガスがもうない…ろうそくもない。ということで、花火から花火へ火を移す方式で次々淡々と花火が終了!線香花火も風ですぐに落ちてしまう。まあ子供たちはそれなりに楽しんでいたのでよかったです。
防火バケツは用意されていますが、花火自体は各自持ち帰ることになっています。しかしバケツ内には多くの花火が残されており、少し残念でした。
花火から戻る帰路に気づいたことが。他のサイトにはカメムシが寄っていない!道路の街灯からして僕たちのサイト前の街灯にはカメムシだらけなのに、ほかの街灯にはカメムシがひっついていないのです。これは不思議でした。
よくみても、他のサイトの照明やランタンには虫が集まっている様子もなくなぜか僕たちのサイトの照明だけがカメムシの集中砲火をうけているのです。なぜこんなことが起こるのかわかりません。分かる方いましたら教えてください!↓ネットで調べました。
カメムシはどのライトの光にも同程度の時間で集まるが、到達する個体数の割合の結果からは、ブラックライト、LEDライト、白熱電球ライトの光の順に、カメムシは集まりやすいことが分かります。ブラックライトの光(紫外線)にはよく集まることが分かりました。
https://uwajimahigashi-h.esnet.ed.jp/uploads/h261nen02.pdf
テントに戻っては、やはり暗がりのなかで子供たちはお菓子パーティー、大人はカマンベールチーズを使って炭火チーズフォンデュです。これは本当においしかった。アスパラがやわらかくおいしい、ポテトはこげたところをアルミ箔からはがすとポテトチップスのような食感でこれもよし。
タープ内では暗がりでお菓子をポリポリ食べる音が…拒食症患者が真夜中に暗い台所でお菓子をほおばるように…なんか怖いです。お菓子をひととおり食べ終えたら、テント内でトランプやら何かで遊び始めたようです。
大人の時間と満天の星空
ここからは少しゆっくりできます。のこりの食事をすませたら、子供たちをいちはやく寝かせつけ大人の時間です。ただし、やはり薄暗いタープ内での乾杯ですけど…
お酒もはいり眠気も襲ってきたので23時ごろには切り上げて歯をみがく。ふと空を見上げると雲がない!しかも月の入りが23時30分とこれから真っ暗になるというタイミング。前回の吉井竜天キャンプ場で初めてみた天の川には本当に感動しました、おまけに流れ星もみれたし。
妻と星空デートに出かけました。花火をする場所が小高い丘だったため行ってみましたが下の街灯が非常に明るくて北の空しか星があまり見えません。それでも天の川は見えますが。しばらく星空について、あれはカシオペア座だとか北極星があれだとか、スバルはあれだと思うとか…話をして。テント帰りに丘を降りていくと、やはり別カップルも丘めがけて手をつないで歩いてきて場所の入れ替わり、なんだか「あいのり」みたいだね(いつの時代?)なんて話をしつつ、貴重な時間をすごしました。
結局テント近くの遊具のある広場が一番暗くて天の川がはっきり見えました。妻は流れ星も見えたそうです。子供も星が見たいと言っていたので声はかけたけど、寝入り1時間の時間帯で起きれるはずもなく、深夜にチャンスがあれば起こすか。
さあ寝ようか?今回の致命的な忘れ物。布団がない!夏用の薄手のタオルケットしかない。本当に危ないところでした。寒いことは想定して、電気ヒーター(電熱線でないやつ)や電気毛布をもってきていたので、これで何とかしのぐ事ができました。
ただ、前回と違ってアルミクッションの断熱性の高さを実感しましたね。前回はただのクッションくらいにしか思わなかったけど、クッションがないところは冷たい!
深夜4時くらいにトイレに行ったときに空をながめたけど一面曇り空!あのときの晴れは本当にラッキーだったのだとおもいつつもう一眠り。
慌ただしい朝
6時に起床、電気ポットで湯沸しし朝コーヒーをたのしみます。7時までは静かにということでしがた、まあ皆さん明るくなったらおきてますね。ただし遊具のターザンは7時まで施錠され使用できなくなっていました。
一応朝も火おこしして炭火で昨日のポトフを再加熱、ベーコンとトーストを焼き朝食です。子供たちは食パンとチーズなどを軽めに。でも火の管理はやはり大変だし、時間がない朝はガスコンロをつかったほうがいいと思いました。こう思うのはここからの撤収にもやはり時間がかかり、11時のチェックアウトぎりぎりまで片づけが必要だったからです。一応ガスコンロは持ってきていたけど今回は使いませんでしたがこれも失敗だったのかなぁ。
子供たちは遊具で遊ばせつつ
ぼちぼち片付けの開始です。特に手間取ったということはないはずなのに時間ぎりぎりになったのは、やはり初心者時間配分がよくわかっていないから?今にも雨が降りそうな曇り空なので少しあせりました。
今回、前回は持ってきていたのに、食器用洗剤とスポンジを忘れました。洗剤は売店で買えたけども、スポンジは売っておらず軍手をスポンジ代わりに使用。でもやはりあまり泡立たず食器洗いは少し時間がかかったのかも。ガソリンも時間もないのでスポンジを買いに山を下ることもできません。
想定外だったのはテント下が水に大分濡れていたこと。前回のキャンプではそのようなことはなかったので、今回も地面に直接テントを置いていました。下地にブルーシートを敷くのを他キャンパーがやっているのは見ていたけれど、これを防ぐためなのだなと実感。とりあえず車に引っ掛けて少しでも乾かす!
タープを畳んで袋にしまうのも、おそらく上手くたためておらずチャックが閉まらない。時間がないので半締めで車に詰め込み、家で畳みなおしだな。
また最後の最後にタープ内でつかっていたレジャーシート裏がベチャベチャで水がしたたるほど。地面から上がってくる水分の多さにびっくりしました。干す時間もないので水を切ってそのまま畳み込み、自宅で干すしかありません。
ここで11時ちょうど!そして小雨が降り始めました。Yahoo天気の時間予報すごい!ぴったりでした。
とりあえず帰りに詰め込んだ状態で、行きも詰め込めばサイト設営も効率よくできるのだと思います。忘れないようにパシャリ。
遊具で遊んでいる子供たちを回収し、ゴミ捨て場にごみを捨て、チェックアウト!
帰路、ナビのすけの陰謀によりまたも道を誤り、細い山道を通された結果。真ん中の子が車酔いになり最後の事件!用意していたビニール袋も少し的を外し、車内に少々吐しゃ物が…。少し朝食の牛乳の匂いがする車で、無事帰宅できました。
大佐山オートキャンプ場の感想
大佐山オートキャンプ場は遊具があって設備もきれいでよいところでした。ただしすこし遠いかな。一般道を使ったので3時間弱かかったのと山道の運転がすこししんどかった。高速道路を使えば1時間強で到着できるのでそこまで遠いわけではないけど、もう少し近場でもっといいキャンプ場を探してみようと、次キャンプへの意欲がわくキャンプとなりました。
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