Linux Arch Xfceをインストールしてみた
Windows10で使っていた古いパソコンが立ち上がらなくなったので、Linuxを導入してみることにしました。これは、化石となったCore2Duoを救うために立ち上がり、思いのほか手こずった、さまようlinux初心者の物語です。
前哨戦あっけなくLinux Mint 22.2 Zara導入完了
まずは、使っていたPCが不調になり、どうもWindows10との相性が悪いのが原因と分かりました。それがある日、立ち上がらなくなってしまい。Win10サポート切れていることもあり、Linux導入を決めました。ネットでいろいろ調べた結果、Windosライクで、初心者向けで、軽いという評判が多かったので導入してみました。
ChromeOSも試しにインストールし、日本語設定も対応不要で簡単に導入できたが、どうも汎用性が低くなりそうだし、今後の知識追加のためにも、最終的にLinux Mintを選択。
ググりながら、特に問題なくインストールでき、必要十分。日本語入力設定を自分でしたり等もあったが、使えるPCに復活。
ただし、仕事上の関係でWindowsである必要があったため、同時に新しいPC(といっても中古Refablish)Win11を入手していました。これが、今までに比べ爆速で。。。10年以上前のPCと比べたら当然ですが。
Mintくんは、あまり使用用途なくホコリをかぶることとなりました…
富士通FMV_Core2Duoにインストール(Duoの魔物)
そんな最中、実家のPCも同様理由でお陀仏しました。復活を願い、実家で使うのでお手軽なChromeOSをインストールトライも、インストール進まず(最初のChromeOSのロゴは出るがその後)画面真っ黒。
そこで、Linux Mintくんをインストールしてみることにした。前哨戦でのMint導入があっけなくできていたこともあったので、気軽に挑戦。が、これが地獄のはじまりで。。。
//対象のCore2Duoシステム [xxxxxx@archlinux ~]$ sudo lshw -short H/W path Device Class Description ===================================================== system 0000000000 /0 bus JIG31B /0/0 memory 105KiB BIOS /0/4 processor Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU E8300 /0/4/5 memory 64KiB L1 cache /0/4/6 memory 6MiB L2 cache /0/b memory 3GiB System Memory /0/b/0 memory 1GiB DIMM DDR2 Synchronous 667 MHz (1. /0/b/1 memory 2GiB DIMM DDR2 Synchronous 667 MHz (1. /0/100 bridge 82G33/G31/P35/P31 Express DRAM Control /0/100/2 /dev/fb0 display 82G33/G31 Express Integrated Graphics
Core2DuoへのLinux Mint 22.2 Zaraインストール失敗
ChromeOSはあきらめ、Linux Mint22.2 Zaraをインストール。しかし、すんなりいかず、インストール後、立ち上がらない。Bios起動後_カーソルが点滅するばかりで、何も起きない。ここでだいぶ時間をとられた。
パーテションの問題だった
いろいろ調べたりするうちUEFIモードにしないといけない、セキュアブート機能を切る必要があることがわかり。Bios開くもそのような設定が我がBiosにない。知ってる人なら、こんなとこで躓かないでしょうが、がっつり転倒して。
結局、古いPCはBios(レガシーBios:化石という意味)、新しいのはUEFIだということがわかり。LinuxMintはおすすめモードでのインストールでは、UEFI対応のGPT形式でインストールされ、古い化石はMBR形式でインストールしないと読み取ってくれないらいしい(詳しくはググってね)。
そうとわかれば、インストール時に手動パーテション設定にしてext4を選択してルート”/”にしてとか、ネット上にちゃんと情報ありました。
ようやくインストールできたが
インストールできたけど、Chrome立ち上げると勝手にログオフ。何か更新ツール(自動アップデートツール)を立ち上げると、勝手にログオフ→ログインしてもログオフを繰りかえす。この無限ログインループはGPU関係の不備で起こるとのこと。GPUセーフモードで立ち上げるとこの不具合は発生せず。しかし、毎回セーフモードで立ち上げるのも面倒なので、Linuxディストリビューション変更を決意。しかもマウスカーソルの動きがカクカクで明らかにGPU相性が悪そうだった。
lubuntu-24.04.3のインストール失敗
次は、最も軽そうなディストリビューションでLXQtベースのlubuntu-24.04.3をインストール。直ぐには動いていたが、いろいろ触っているうちに再び無限ログインループへ突入。こちらは救済不能となり、あきらめることに。
Core2DuoへのArchインストール
Arch LXQtのインストール(苦戦)
さらに軽いlinuxを求めて、Archへたどり着く。とりあえずインストール。インストール時にデスクトップ版パッケージを選択するが、先ほどの軽いということでLXQtを選択。インストール、ログイン画面に何も文字が表示されない。パスワード入力(何も表示されないが)してみると、ログインできてデスクトップ画面へはいける。…これで使えないことはないが、何も文字がでない(ログイン画面挙動もおかしく、いろいろ触るとフリーズ状態になる)ログイン画面が気に入らず。パッケージを変更して再トライ。
Arch KDE Plasmaのインストール(苦戦)
デスクトップ版パッケージをKDE Plasmaに変更。こちらもログイン画面文字でない変わらず。多分、これはGPUとの相性だと思う。さらにパッケージ変更。
Arch Xfceのインストール(善戦)
デスクトップ版パッケージをXfceに変更。すると、ログイン画面の見た目は違い、文字が表示されている!やった!他いろいろ触ったが問題なく。一度Chromiumを操作中に画面真っ黒となり、Ctl+Alt+F2でCUIに切り替わりはしたが、復帰せず。多少の不安はありつつも、今までで一番安定しているので、これでよしとする。
ArchのGPU問題(Core2Duo)はGreeter変更で解決、したのか?
ログイン画面を管理するディスプレイマネージャー (DM) およびそのgreeter (GUIログイン画面) パッケージを選択できるが、LXQtやKDE PlasmaはデフォルトでDMがSDDM(: KDE Plasma環境で推奨されるDMで、Qtベースのgreeterを持ちます)だった。これがこのPCのGPUと相性悪く。
XfceのDMはLightDM: 軽量で、lightdm-gtk-greeterというgreeterがデフォルト設定でした。こちらが、我がCore2Duoと相性OKだったというわけです。
古いCore2Duoで同現象に苦しむ方、参考になれば幸いです。※chromeやchromiumブラウザは不調で、Firefoxは動作してます。
Archインストール日本語キーボード手順のまとめ
何度も再インストールさせていただいたので、手順をまとめておきます。またやるかもしれないので。
自動インストール
Archはコマンドでインストールを進めるのが醍醐味らしいですが、最新版には便利なツールがあるようで。。。
archinstall
とコマンドすれば、インストールメニューがでてきます。
Archinstall language
言語選択。すべて文字化けしてしまうのでデフォルトのままEnglishを選択。
Mirrows
ミラーサイトの選択。必要な情報をどこから収集するか。Japanを選択。
Locales
言語設定ですが、日本語フォントを入れる前に日本語を選択すると、文字化けが起こるそうなので、ここでは keyboad layout を jp106 に選択するのみ。
Disk configration
インストール先の選択です。Use a best-effort default partition layout を選び、ext4 を選択。
Disc encryption
ファイル暗号化設定。スキップ。
Boot loader
ブートローダーの設定。BiosであればGrubを選択。UEFIだとデフォルトでsystemd-bootになっているはず。
Swap
仮想メモリを使用するかの設定。デフォルトの True のまま。
Hostname
ホスト名の設定。好きな名前に設定、デフォルトでもよい。
Root password
rootユーザーのパスワード設定。好きなパスワードを入力。
確認のために2回入力する。入力してる文字は表示されませんが、あわてないように。
大切なので絶対に知られてはいけません。
User account
rootユーザー以外のアカウントの設定。普段使いのものです。Add a userを選択し、好きなユーザー名を入力。Password for user "ユーザー名": でパスワードを入力します。
こちらも確認のために2回入力する。
Should "ユーザー名" be a superuser (sudo)? と聞かれるので、yes (default) を選択します。 (ユーザーに管理者権限を与えるかどうか)
最後に Confirm and exit を選択して保存。
Profile
デスクトップ環境の選択です。Typeを選択し、Desktopを選択。
デスクトップ環境の選択画面になるので、通常は好きなものを選択します。
Core2Duo環境ではGPU問題があり、Xfceを選択。
(Spaceキーで複数選択も可能)
Typeの選択が終わると、Graphics driverとGreeterの設定が出てきます。
Graphics driverはデフォルトで使用しました。
Xfceの場合Greeterはlightdm-gtk-greeterが推奨です。
(我が家Core2Duoではこれを選ばなければGPU相性問題が発生しました)
Audio
オーディオサーバーの選択。Pipewireを選択。
Kernels
Linuxカーネルの選択です。基本的にlinuxのままでいいが、linux-zenの方が応答速度が早いらしく、こちらで問題なく動作しました。
Ctl+Cでオールクリア後、再選択できます。
Additional packages
追加でインストールするパッケージの選択。
直ぐにネット接続してググりたいので、Chromiumを選択。/cと入力すれば検索できます。
スキップしてもよいです。※chromiumは使用していると時々画面真っ黒(ブラウザ終了すると解消)になるので、Firefox使ってます。
Network configuration
ネットワークの設定。Use Network Manager (xxx) を選択。
選択しないとネットワーク接続できないそうです。
Timezone
タイムゾーンの設定。Asia/Tokyoを選択。/xxで検索できます
Automatic time sync (NTP)
自動的に時間を同期するかの設定。デフォルトのTrueのまま。
Optional repositories
追加のレポジトリの設定。
Wine(Windows仮想マシン)などを使用する場合はmultilibを選択しておくとよいらしい。
設定が終わったら、Installを選択してインストールを開始。インストールが終わると、rebootしてインストールメディアを抜いて再起動。
日本語化の手順まとめ
日本語ロケール追加
Ctrl+Alt+Tを押し、ターミナルエミュレータを開きます
ターミナルが出てきたら、以下のコマンドで/etc/locale.genを編集します。
$ sudo vim /etc/locale.gen
パスワードの入力を求められるので、ユーザーのパスワードを入力します。
ファイルが開けたら、以下の行のコメント(#)を外します。
-#ja_JP.UTF-8 UTF-8 +ja_JP.UTF-8 UTF-8
(/jaと入力すれば検索できます。)
Insertキーを押して挿入モードに入り、#を削除します
Escapeキーを押し、:wqと入力して保存します。
その後、以下のコマンドでローケルを再生成します。
$ sudo locale-gen
日本語フォントをインストール
Arch Linuxをインストールしてからそのまま日本語にしてしまうと、すべてが文字化けしてしまいます。
まず初めに、日本語のフォントをインストールする必要があります。
Googleのnoto-fonts-cjkがおすすめのようで、インストールします。
$ sudo pacman -S noto-fonts-cjk
言語を日本語に変更
言語を日本語に変更すると、コンソールも日本語表示に変わります。おそらくArchを使う人々にとって、コンソールが日本語表記は違和感やストレスを感じるかもしれません。その場合は、言語変更は不要です。ターミナルのみ日本語にしないようにもできるようですが、また気が向いたら。※結局、言語は日本語にせずに使用しています。
/etc/locale.confを編集。
$ sudo vim /etc/locale.conf
Insertキーで挿入モードに入り、内容をLANG=ja_JP.UTF-8に書き換え。
その後Escapeキーを押し、:wqと入力して保存。
あとは再起動すれば日本語化は完了。
$ reboot
日本語入力のインストール
IMFにfitx5、IMEにmozcを使用するのがおすすめのようです。
$ sudo pacman -S fcitx5-im fcitx5-mozc
パッケージの選択では、デフォルトのallを選択。(そのままEnter)
Proceed with installation [Y/n]と聞かれるので、yと入力してEnterを押す。
インストールが終了するまで待つ。
インストールが終わったら、環境変数を設定。
下のコマンドで/etc/environmentを編集。
$ sudo vim /etc/environment
下の行を新しく追加します。
GTK_IM_MODULE=fcitx5 QT_IM_MODULE=fcitx5 XMODIFIERS=@im=fcitx5
その後保存します。:wq と入力。
FcitxとMozcの設定
キーボードと入力メソッドで、FcitxとMozcをそれぞれ設定する。適用をクリックして、再起動する。
セキュリティの適用
Archをインストールしても、ほんとに何も入ってないようなので、セキュリティ関係の備忘録を残します。非常に高度な知識が要求されます。一旦下のような設定で最低限設定したつもりです。
定期的なシステム更新
Arch Linuxを最新化しセキュリティを保つには、sudo pacman -Syu コマンドを数日〜1週間に一度は実行します。更新時に表示されるメッセージ(特に互換性に関するもの)に注意し、Arch Linuxのニュースも確認します。特に、ローリングリリースなので更新頻度が低いと互換性の問題が出やすいため、数日〜1週間に一度は更新し、セキュリティ関連の公式アナウンス(Arch Linuxのニュース)をチェックし、arch-auditなどのツールで脆弱性を確認し、AURパッケージは安全に扱うことが重要です。
$ sudo pacman -Syu
ファイヤーウォールの適用
ufwとiptablesをインストールします。
ufw(Uncomplicated FireWall)とは、Linuxの「Netfilter」によるファイアウォールを管理して操作するためのiptablesをラッパーした機能のことらしいです。
Linuxにはパケットフィルタリング(ファイアウォール)やNATを実現するための「Netfilter」という機能を標準で備えています。これを操作・管理するためのツールがiptablesであり、これを簡単に操作できるのがufwらしいです。
iptablesの更に進化したものとして、nftablesもあるようですが、言及できません。
iptablesをインストール
$ sudo pacman -S iptables
ufwをインストールし、有効化
$ sudo pacman -S ufw $ sudo systemctl enable ufw $ sudo systemctl start ufw
デフォルトポリシーの設定: 受信接続の拒否 (重要)
許可されていない外部からの受信接続をデフォルトで拒否 (DENY) します。これにより、意図しないポートへのアクセスを防ぎます。セキュリティの基本として強く推奨される設定です。
$ sudo ufw default deny incoming $ sudo ufw default allow outgoing
サーバー使用等で特定ポート(22)を開放(例:SSH)する場合。デスクトップPCとして普通に使用する場合は不要。
$ sudo ufw allow 22
アンチウィルスの適用
Linuxでもマルウェアはゼロではありません。特にファイル共有やダウンロードが多い場合、スキャンは割と重要です。ClamAV のインストール方法。
sudo pacman -S clamav sudo freshclam # ウイルス定義の更新
ClamAV でファイル(xxx)、ディレクトリをスキャン
clamscan -r ~/xxx
ネットワーク脅威検知防御システム
Suricata等があるそうです。Suricataとは、オープンソースで高性能なネットワーク脅威検知・防御システム(IDS/IPS)で、ネットワーク通信をリアルタイムで監視・分析し、既知の不正なパターン(シグネチャ)や異常な挙動を検出して、アラート発報や通信のブロックを行います。高速で多機能なのが特徴で、IDS(侵入検知システム)だけでなく、IPS(侵入防御システム)、NSM(ネットワークセキュリティ監視)としても機能し、多くの企業やクラウドサービスで利用されています。
難しそうなので、スキップしてます。
あとがき
このようにして、捨てられるの運命だった、化石Core2Duoが息を吹き返し、非常用ネットサーフィンPCとして復活した。めでたし。
その後のArch
Arch Linux に yay をインストールする方法。必要なライブラリーをインストールしていく。内容はわかってない。
$ sudo pacman -S git $ sudo pacman -S fakeroot $ sudo pacman -S binutils $ sudo pacman -S make $ sudo pacman -S gcc $ sudo pacman -S --needed git base-devel $ git clone https://aur.archlinux.org/yay.git $ cd yay $ makepkg -si //インストールできたことの確認 $ which yay /usr/bin/yay $ yay --version yay v12.x.x - libalpm v15.x.x
Arch LinuxにArduino IDEをインストール
//インストール $ sudo pacman -S python-pyserial $ yay arduino-ide-bin //Package 1-3,その後All,Yesで実施 //cu (call up)シリアル通信のために $ sudo pacman -S uucp //環境設定 //UserNameはlinux権限のユーザ名、ユーザにシリアル通信を許可 $ sudo gpasswd -a UserName uucp //OSを再起動 $ reboot //arduinoを実行 $ arduino-ide
ArchLinux: Arduino IDE を使う(こちらを参考)
メモ:Manjaro Linux 18.1.0でArduinoを動かす(参考の参考)
参考文献
archinstallを使って簡単にArch Linuxをインストール【KDE Plasma】
Arch Linuxの初期設定(日本語化、日本語入力)【KDE Plasma】
Arch Linux 環境におけるセキュリティ対策(自衛策)
Ubuntu: ufw と Gufw を用いたファイアウォール設定入門
iptablesが難しいためufwでWEBサーバーのファイアウォール設定
nftables/iptables/ufwの使い分け・ベストプラクティス(+Docker連携)




ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません